大学生になってできるようになったことの一つがカードの発行です。
ネット上やその他の有料サービスではクレジットカードの登録を求められることがほとんどですし、Amazonや楽天で購入するときもいちいち代引き引き換えで購入していると手数料が馬鹿になりません。
各大学の生協が発行している大学の名前入りのカードも悪くはありませんが一般で発行されているカードに比べるとポイントの還元率が低すぎます。
学生専用カードは一般のカードよりもポイントの率が高く、そして年間手数料も無料ととても便利な条件が多いです。
今回は僕が数ある学生向けクレジットカードの中から選んで使用しまた満足している二つのカードについて紹介したいと思います。
クレジットカードを申し込む前に
クレジットカードの仕組み
クレジットカードは名前の通り信用で取引するカードでカードを使った時点では自分のお金が減りません。そして引き落とし日になると指定していた預金口座から一定期間に利用した金額がまとめて引き落とされます。
そしてこの引き落とされるときに銀行に預金がなければ督促状が届いてしまいます。
この引き落とせなかったという情報はそのカード会社だけではなくカード会社であれば誰でも見れるところにのこってしまうのでこのようなことを繰り返していると将来社会人になったときにカードを作ろうとしても審査に通らない状況になってしまいます。
いわゆるブラックリストに載ってしまうわけですね。なのでカードを複数所持する場合でも基本的に引き落とし口座はまとめておいて利用する限度額以上のお金を常に入れておくことが大事です。
それができない場合は引き落とし日が決まっているので引き落とし日の前に必ず引き落とされる金額を確認の上で預金を入れておくようにしましょう。もしお金が足りないとなってしまったときは親に土下座してでも借りて払うようにしてください。
ここでブラックリスト入りするのは非常によろしくない事態です。
限度額の仕組み
限度額10万円と聞いて初めての人はピントこないかもしれません。限度額は言い換えるとカード会社が立て替えてくれる金額の上限のことです。
つまり一か月に使える金額ではありません。例えば毎月の支払額の締め日が月末で支払いはその翌月の25日であるとします。
この場合ですと例えば4月に8万円使ったとします。単純に計算すると限度額の残りは2万円です。
5月になって月が替わりました。あなたの使える金額はいくらでしょう?
正解は2万円です。限度額は使用した金額を払ったときに初めて回復します。
今回のケースではきちんと口座に8万円以上入れておいた状態で5月25日を迎え口座から8万円が引き落とされた時点で限度額に8万円が+されます。一月に使える金額ではなく借りられる金額であるということはよく覚えておきましょう。
リボ払い分割払いは利用しない
リボ払いは毎月の支払金額を一定に設定しそれを超える額は翌月以降に持ち越す制度です。例えばリボ払いの金額を5万円にしたとしましょう。
先ほどの例と同様に4月に8万円を使ったとします。リボ払いの設定金額が5万円なので5月25日には5万円しか落ちません。
これを見て毎月5万円何とかすれば大丈夫だとは思わないでください。口座の預金だけを見ていると気づけませんが限度額を見てみればわかります。
普通に考えると8万円から五万円を引いて残りの限度額は7万円に回復したはずだと思いますね。違います。
七万円より少ない金額になっているはずです。これはなぜでしょうか?
リボ払いは五万円を超える支払いを待ってもらう制度です。つまりは借金です。
要は残りの三万円に利子が乗るわけです。基本的にリボ払いの金利手数料は15%であるのでこの場合ですと34,500円になってしまうわけです。
このまま翌月も五万円使っていたとすると先ほどの34,500円にまた利子が乗って3,9675円つまり二か月で一万円余分に払うことになってしまいます。
キャッシング枠は0円にしておいてつけない
クレジットカードのキャッシング枠はクレジットカードを使って現金を借りることのできるサービスです。キャッシングの金利はカードによって異なりますが18%だったりします。
これが一月です。つまり五万円借りてしまうと翌月に9,000余分に払うことになります。
使うつもりがなくてももしカードを落として誰かに使われてしまうとあなたのカードで現金を手にすることができるようになります。危険ですし旨みのないサービスなのでキャッシング枠をつけるのはやめておきましょう。
おすすめのクレジットカード
僕が実際に使っているクレジットカード二枚を紹介します。
三井住友デビュープラスカード
- 初年度年会費無料
- 翌年度以降も前年度一回以上の利用で年会費無料
- 申し込み後三か月ポイント三倍。
- ETCカード発行初年度無料。
- 翌年度以降も前年度一回以上の利用で年会費無料
銀行系のクレジットカードなのでステータス性も高いです。ポイント還元率の高いカードでは他にLifeカードなんかがありますがこのカードには信頼という武器があります。
また日本で初めて登場したVisaカードだそうで世界的にも比較的有名だそうです。一般の大人の社会人が持っているカードの二倍のポイントが常にたまります。
また限度額も標準で10万円ですが親の同意書にサインをもらっておくと30万円まで使えるようになります。またクレジットカードのデザインもとてもおしゃれです。
ETCカードも初年度無料で作れますし翌年以降も年に一回以上利用していると手数料が無料になります。ちなみにETCカードも比較的おしゃれです。僕は結構好きですね。
JCBカードEXTAGE
JCBが発行している学生や若者向けのクレジットカードです。また学生が持てるほぼ唯一と言っていいクレジットブランドそのものが発行しているカードです。
他にあるプロパーカードのアメックスも難しいですがダイナースクラブカードなんかは学生ではまず持てません。カードのステータスとしては学生の持てる中で最上級といえます。
- 五年間年会費無料
- ETCカード無料
- 申し込み後三か月ポイント三倍
こちらの最大の特徴はETCカードが無料で発行できることです。またポイントも海外サイトでは2倍となっていますがAmazon.co.jpも海外サイト扱いでありポイントが多くつくネットショップもたくさんあるのでポイントが良くつきます。
僕は実際にパソコンパーツや服を買うためにアメリカのAmazon.comを利用したこともありますが為替レートに手数料分少しましぐらいの請求でした。ただ為替のレートは明細に反映されるときに決まるので注文時のレートそのままにならないことには注意してください。
まぁ常識の範囲内です。この辺りはそのうちAmazon.comの個人輸入の方法で記事を作るつもりです。
デザインもおしゃれなデザインです。僕はブラックを選択しました。
ちなみにクレジットカードはかっこいいですがETCカードは残念ながらダサいです。人に見せるものではないのでまあいいですが。
デメリットはたまにかかってくる保険の勧誘の電話でしょうか。いろいろなサービスの案内なのでデメリットというべきかはわかりませんが年に一回か二回電話がかかってきたりします。
この辺りは独自ブランドのカードな分保険などのサービスも充実していると考えることもできます。
まあ無視しておいても問題ありません。重要なお知らせは書面でくると思うので。
この点三井三友デビュープラスは契約から今まで電話がかかってきたことが一度もありません。
これだけだとデビュープラスの方がよく見えてしまうのでJCBカードエクステージの独自のメリットについても説明しておきます。
- 様々なキャンペーンを実施しているので楽しい
- カードブランドが自ら発行しているプロパーカードです。
- 海外旅行で保険がついている(条件あり)
一つ目の特徴はそのままです。ディズニーランドやUSJなどのチケットが当たったり招待制のチケットが当たったりといったキャンペーンをしています。
これはカードの明細などを見る管理画面上からエントリーするだけなので簡単に申し込めます。当たる確率は低いですがこれらのキャンペーンに気軽に参加できるだけで楽しくなるのでおすすめです。
最初にも書きましたが二つ目も大きな特徴です。他のプロパーカードとしてはダイナースクラブカードやアメリカンエクスプレスカードなどがありますが企業でもしてバリバリ稼いでいるとかでない限り学生に持てるカードではないです。
この点学生が堂々と持てるプロパーカードであるJCBカードエクステージはステータスとしては学生の持てるカードの中では最高ランクのカードです。
最後は海外旅行などをするつもりのある人には必須ですね。デビュープラスカードには残念ながらこの種の保険はついてませんので海外旅行の予定がある人はこちらのカードをおすすめします。
詳しい条件や保険内容は公式ページを参照してください。付帯保険内容照会
まとめ
ちなみに僕の場合は三井住友デビュープラスの限度額は30万円でメインカードにしています。基本的に普段の買い物にはこちらを使うようにしています。
逆にJCBカードエクステージは限度額が10万円しかないのでサブカードにしています。主にETCなどを使うときとコンビニとかで少額の支払をするときに使います。
他にも毎月の光熱費はJCBカードで支払っているので毎月そこそこの支払いはしています。
買い物で使うのは数万円の買い物をAmazonでするときです。三井住友カードもポイントアップモールというところを通してから利用すればポイントが二倍になりはするのですがcookieを利用する都合上たまに反映されないこともありますし何より面倒です。
この点JCBカードはオートでポイントを二倍にしてくれるのでAmazonで高額の買い物をするときは限度額の範囲内であればできるだけJCBカードを使うようにしています。僕の場合万年筆を買うときやパソコンパーツを買うときなどですね。
僕の場合こうして分けることで明細をわかりやすくしています。しかしながら正直な話デビュープラスあるいはJCBカードエクステージでETCも発行してもらって一本に絞っても十分だと思います。
逆に限度額を10万円程度に絞るなら最低二枚は持っていないといろいろと不便です。まぁ二枚とも問題なく使えるカードですしステータス性やデザインも素晴らしいので好きな方を選ぶか両方取得してみてください。
ちなみに申し込みはまとめて申請するのではなく分けて得るのが基本です。僕の場合まず三井住友デビュープラスカードを発行してもらいほぼ一年後JCBカードエクステージを申し込みました。
普段の買い物に加えて一人暮らしをしている場合は光熱費やインターネットの利用料などをカードで支払うようにすればポイントも結構たまります。数年あれば5,000~10,000円位のポイントはたまっているかと思います。
クレジットカードを使っても使わなくても自分の払うお金は一緒です。またこまめに利用明細を確認することで自分でつけなくても家計簿の代わりになります。
またAmazon studentやタイムズカーシェアなどのサービスの利用にはクレジットカードが絶対に必要です。何かと便利なのでこの機会に申請してみてはいかがでしょうか。
一時的であれお金を借りるような形は我慢ならないという方は
楽天の発行している楽天デビットカードのJCBがおすすめです。楽天銀行の口座を作る必要がありますがデビットカードは使った瞬間に口座からお金が減らされ残高を超える金額では決済がエラーになります。
お金の管理が不安だというひとや使うお金は常に自分の懐からだけという人はこちらのカードも検討してください。ちなみに楽天デビットのVISAカードは年会費がかかりますがJCBは年会費無料です。
ぜひともこちらをおすすめします。