量子化学の試験を突破する為におすすめの参考書

理系の大学生が学ぶ必修科目の中で最初の難関の一つは量子化学だと思います。高校の時に学んだ化学の発展形として学ぶのですがシュレーディンガー方程式など今までになかった発想に驚いて大変に思うかもしれません。

そんな時に参考になる参考書として僕の使った参考書を紹介したいと思います。

基本的には

大学で配布されるレジュメやpdfデータなどを配布されている場合はそれを参考に勉強するのが一番効率がいいです。というのも大学の期末テストというものは授業をしている教授が作っているものなので授業内容の資料が一番のテスト対策になるからです。

そのため授業中に配布されるレジュメやパワーポイントのデータなどは一番テストの内容にマッチしているので勉強するのに一番効率がいいです。しかしながら授業中に配布される資料は授業中の解説を追加すること前提の資料であるので授業内容を忘れてしまった場合や授業中寝てしまっていたなんて場合は授業内で配られた資料だけでは不十分なんてことも起こります。

そんな時には市販の参考書は参考書内で完結しているので説明不足ということが無いのでおすすめできます。今回は僕がつかった二冊の参考書を紹介したいと思います。

単位が取れる量子化学ノート

単位が取れる量子化学ノート (KS単位が取れるシリーズ)

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福間智人講談社 2004-10-21

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図も多く比較的読みやすい参考書です。穴埋め形式も多く学びやすいので化学が苦手な人や高校の時に化学を取っていなかったなんて人が化学を学ぶ場合にもいいと思います。

ただその読み安さの代わりに内容の薄さがあるのでこれ一冊だけで十分な点数を取るのは難しいかもしれません。この辺りはそれぞれの大学の授業レベルにもよるとは思いますが入門編で簡単な参考書でとりあえず理解したい人には一番におすすめできる参考書です。

個人的には大学受験の時にお世話になった参考書の作者と同じなので期待していたのもあって購入しました。この本だけで満足な点数を取るのは難しいかもしれませんが理解の補助につかうのにはとっつきやすく値段も比較的手ごろな方なのでおすすめできると思います。

量子化学基礎からのアプローチ

量子化学―基礎からのアプローチ

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真船文隆化学同人 2008-01-01

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上の参考書に比べると読みにくくはありますがその分しっかりと解説してくれています。値段も1.5倍しますがその分ページ数も多いですし本の大きさも大きいです。

上の参考書が化学を苦手とする人に少しでもわかりやすく必要最低限を解説している本だとするとこちらは量子化学をしっかりと理解したい人の為に詳しく書いてくれている参考書といえるでしょう。正直なところテストで十分な点数を取るにはこのレベルの参考書が必要になると思います。

化学が苦手な人は上記の参考書を軽く読み流した後この参考書に手を付けるといった形にすればいいと思います。値段が4000円近くするので少々手が出しにくいかもしれませんがどちらか一冊だけ買うというのであれば僕はこちらを進めます。

もちろん上の参考書をはじめのうちに読んでおいて詳しいことは授業で補完するという使い方をするのであれば上の参考書でもいいですよ。

もしAmazonStudentに入っていればAmazonで買うと10%と少しはポイントで帰ってくるのでまだ入っていない人はこの機会に入ってみてはいかがでしょうか？大学生の参考書は一般的に3000円を超えるものが珍しくないので本一冊につき10%のポイントが付くのはとてもありがたいですよ。

まとめ

今回は量子化学のおすすめの参考書を紹介しました。大学の授業は高校の時よりも不親切なのでわからないところは自分で解決していく必要があります。

試験の直前になってからわからないところがあると大体積んでしまうのでできれば前々からわからないところは教授に聞くなり友達に聞くなりして解決しておきたいところです。

試験で高得点を取りたい場合一番に必要なのはやはり過去問なのでできるだけ過去問を入手して解いておくのが一番いいと思います。量子化学の分野は物理の原子物理の知識も絡んでくるので高校の時に原子物理の勉強が不十分な人や物理を選択していなかった人はとりあえず高校生向けの原子物理について書かれている参考書に手を出してみるのもいいかもしれません。

とは言え原子物理専門の参考書なんてものは売られていないので適当に選べばいいと思いますがもし物理を全く勉強してこなかったなんて人には物理のエッセンスをおすすめします。内容は簡単ですが簡単な参考問題もついていますし物理の世界の入門には最適です。