どこでも持ち運べて見た目もおしゃれなノートパソコン。
タブレットパソコンの登場で以前よりは携帯性の強みが薄れましたがキーボードが付属していてある程度のスペックを持っている点でまだまだ使えるデバイスです。
最近は軽くて薄いノートパソコンも多く出ており一般的にデスクトップパソコンといわれる据え置き型で重たいパソコンを選択するメリットは一見無いように思えます。
しかしながら今でもデスクトップパソコンは売られていますしデスクトップパソコンを愛用している人も多くいます。
これからパソコンを買うときにどちらのほうがいいのかは正直なところはっきりとは言うことができません。
どちらにもメリットデメリットがありパソコンの使い方によってどちらを選んだ方がいいのかが変わってくるからです。
実際僕もメインマシンはデスクトップパソコンですがノートパソコンも二台所有していて目的に応じて使い分けています。
基本的にノートパソコンとデスクトップパソコンのメリットデメリットは逆になっているのでそれぞれの簡単な特徴をまとめてみました。
ノートパソコンの特徴
携帯性に優れている
これはノートパソコンの圧勝です。
というよりデスクトップパソコンは持ち運ぶことができません。
大学生は授業中にノートパソコンを使ったりすることも多いので最低一台は欲しいところです。
またノートパソコンのスペックと重さはある程度比例しており最高レベルに軽さを求めたいとなるとある程度のスペックを諦めるかとにかく高いお金を払うかしかありません。
ある程度の重さはあきらめましょう。
場所を取らない
ノートパソコンはそれ一台で完結して使えるので小さな机の上でも作業することができます。
また軽く持ち運べるので使わないときはしまっておくといった使い方ができます。
バッテリーがついている
持ち運べる故に当たり前ですがノートパソコンには電池の代わりになる充電式のバッテリーが付いています。
実はこれが結構厄介なんです。
スマートフォンでもおなじみですがバッテリーは消耗品です。
充電するときにコンセントに繋いだまま長時間放置したり充電しながら作業すると熱く熱を持つのがわかると思います。
そして長時間使っていくにつれてだんだんと充電して使える時間が短くなっていくのがわかると思います。
高校で化学を学んだ人はわかると思いますが充電池は永遠に使えるものではなくどんどんと消耗していくものなのです。
上記の理由からノートパソコンはコンセントにつないだまま長時間作業するということに向いていません。
そしてそれぞれのノートパソコンについているバッテリーはそれぞれの機器専用のものであり新しいものを買うには結構な費用が掛かります。
熱に弱い
これもノートパソコンの弱点です。
教室にクーラーのついていない学校に通っていた人でも学校のコンピュータールームだけはクーラーが完備されているのを見たことがある人もいるかもしれません。
このようにパソコンパーツはとても熱に弱くさせる作業によってはCPUが100℃近くになるなんてことが普通に起こってしまします。
そして温度が高くなればなるほど内部のパーツが壊れる危険性がある故パソコンを使うときはできるだけ熱くならないようにすることが大事になってきます。
ノートパソコンもデスクトップパソコンも基本的には小さな扇風機のようなもので内部の熱い空気を外に逃がすことでできるだけ温度を下げる工夫がされています。
しかしながらノートパソコンはできるだけコンパクトにまた薄くなるように作られているため中に無駄なスペースがなく風の通りがよくないので放熱の能力があまり高くありません。
ノートパソコンを長時間使ったあとにそこを触るととても暑くなっていることがわかると思います。
熱に弱いゆえに長時間作業するのには向いていません。
省スペースゆえに拡張性が犠牲に
ノートパソコンは出来るだけコンパクトで持ち運びが容易になるように作られるので拡張性が犠牲になっています。
最近はハードディスクではなく非常にコンパクトなSSDなどがあるのでよりコンパクト化が可能になっていますがその分使用するパーツは効果になってしまうのである程度の金額で買えるものとなるとそこそこの性能しかありません。
また場所が無いので当然グラフィックボードなどは搭載されていない場合がほとんどなので動画編集やゲームなどをしたい人には向きません。搭載モデルもなくはありませんが値段もかなり高くなることは覚悟しておく必要が有るでしょう。
何処かが壊れるとメーカーに頼むしかない
これはモニターと一体型になっているデスクトップパソコンも同じです。
基本的に見た目がおしゃれでコンパクトなパソコンはその小ささや薄さの為に内部のパーツを独自に改造していたりします。
なので市販のパーツを買ってきて入れ替えるだけといった方法で修理できないので直したいとなるとメーカーにやってもらうしかありません。
同様に例えばモニターが割れてしまったが内部は問題なく動くという場合でもモニターだけを自分で買えることができないのでメーカーに変えてもらう必要があります。
デスクトップパソコンの特徴
バッテリーではなく電源である
これが最大の特徴です。
デスクトップパソコンはノートパソコンと違って充電の機能が無いのでコンセントからとった電気を変換する電源が付いています。
これにより他の家電と同様長時間使用しようが性能が劣化していくといったことは起こりません。(もちろん故障することはありますが絶対に起こり得る目に見える劣化はありません。)
なので長時間の作業をする場合でも気兼ねなく使用することができます。
好きなキーボードを選べる
ノートパソコンでもつなげば好きなキーボードを選べますがわざわざつなぐ期にはあまりなりませんよね。
デスクトップパソコンではテンキーのついていない小さなキーボードを選んだり長時間売っても疲れないキーボードを選んだりとまわりの装置のカスタムがしやすいです。
以下モニターと本体が別のデスクトップパソコンの話です。
温度が上がりにくい
ノートパソコンに比べるとスペースがあることも多いので中の熱くなった空気を逃がしやすいです。
長時間作業するときや動画編集などCPUに思い負荷がかかる作業はノートパソコンでやってしまうと熱がすごいことになってしまいますのでデスクトップを圧倒的におすすめします。
モニターのサイズを自由に選べる
最近は大きなモニターも比較的安価で購入することができます。
最近はAmazonビデオやHuruなど動画をインターネットで見られるサービスも多く充実しているので大きなモニターで映画などを楽しむことができます。
(ノートパソコンでもモニターにつなげば大丈夫です。)
パーツの拡張が容易
使っているハードディスクがいっぱいになったから新しいハードディスクを入れたいと思ったときもある程度簡単に追加することができます。
またどこかのパーツが壊れた時に市販品で交換して使えることが多いためノートパソコンに対して修理が安く済みます。
置き方次第ではある程度コンパクトにもできます。
デスクトップパソコンは本体こそ大きいですが本体は別に机の上に置く必要はありません。
机の下の目につかないところに本体を置いてモニターをアームで机のふちに取り付けるという方法をとると普段から机の上を占領する必要はありません。
マウスやキーボードも無線のものを使っていれば片づけられるのでモニターさえ何とかすればスペースも何とかなります。
値段が安い
ノートパソコンはその小ささや小型化を実現するためにお金がかかっているので同じ性能で比較するとデスクトップパソコンに比べて高価になる傾向があります。
なので同じ値段でより良い性能のパソコンを入手したいときはデスクトップパソコンを買った方が得な場合が多いです。
高性能にできる
ノートパソコンはスペースが限られているので使えるパーツも限られています。
3Dを映すときに必要なビデオカードなどといった物や負荷の強い作業で上がってしまう温度を下げるための大型クーラーといったものはノートパソコンに取り付けられません。
3Dゲームをしたいときや動画編集をしたいときはデスクトップパソコンを選ぶ必要があります。
まとめ 結局どっちがいいの?
ノートパソコンを選んだ方がいい人
- 外出先でもパソコンを使いたい人
- パソコンをあまり長時間使わない人
- ネットサーフィンぐらいにしか使わない人
- おしゃれさを求める人
上にあげたような人はノートパソコンを選んで問題ありません。
書いたようにバッテリーは消耗品なので長時間の作業をコンセントに繋いだまましたりするとバッテリーが弱って充電できなくなったりします。
ニュースなどで知っているかもしれませんがバッテリーは日本の技術が最高です。
僕の場合安くでかったLenovoのノートパソコンのバッテリーは一年ぐらいで充電できなくなってしまいましたがVaioは問題なく使えています。
長期にわたって使う予定の人は日本製のメーカーを買うことをおすすめします。(アップルは持ってないのでわかりません。ごめんなさい。)
デスクトップを選んだ方がいい人
- 長時間の作業をする人
- 安くである程度の性能を求める人
- 3Dゲームや動画編集といった高機能を求める人
- 家でしかパソコンを使わない人
以上のような人は基本的にデスクトップパソコンを選んだ方がいいです。
僕のように長時間の使用やある程度高度なこともしたいという人はデスクトップパソコンとノートパソコンをどちらも使うということをおすすめしています。
最終的には好みですがノートパソコンがとりあえず優れているわけではないということはわかっておいてください。
ノートパソコンのバッテリーに関しても日本製のものだと繋いだままでもそこまですぐにダメになるといったことはないです。
10万円以上する高価なノートパソコンなどは機能の高さと同時にある程度重たく携帯性もそこまで優れているとは言えないので本当にノートパソコンである必要があるのかを購入前によく考えてから買うことをおすすめします。
それだけのお金を出せるなら家や職場で大変な作業をするための高性能のデスクトップパソコンと持ち運んで書類を作成するための軽くて最低限の性能のノートパソコンと使い分けた方が便利に使えることもあります。Officeソフトを使うくらいなら高価なノートパソコンは必要ありません。