遠方で一人暮らしをしていて実家に帰省するときあなたは何を選びますか?

楽で速いとなると新幹線を選ぶと思います。でも新幹線には重大な欠点があります。

とにかく高いのです。困りますよね。

新幹線を利用する場合少しは安くする方法があるのですがそれでも高いので今回は置いておきます。→新幹線をできるだけ安く利用するには?

他の手段としては飛行機がありますが北海道や沖縄から本州に帰省するあるいは逆でない限りこちらもあまり現実的な手段ではありません。飛行機の空港は基本的に中心部から外れたところにあり空港から家までの移動だけでも大変ですしお金もかかります。

そこまで安いわけではないので飛行機を使うくらいなら新幹線を使った方がいいですよね。

じゃあどうすればいいんだという話ですが基本的には二つほど選択肢があります。

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青春18きっぷを利用する。

これも一つの手段ですね。

在来線をひたすら乗り継いで実家まで変えるという方法です。何回も電車を乗り換えて行く必要があり長時間の旅になるので一人で利用するのはあまりお勧めできません。

同じ地元出身の友達と一緒に帰省する場合だといろいろな場所を巡れて楽しいかもしれませんが一人だといくらいろんな風景が楽しめるといってもつらいものがあると思います。東京駅から大阪駅まで最適な効率で移動すると大体10時間ぐらいかかります。

所要時間はジョルダンの青春18切符検索で確認できます。

朝7時に出発すると夕方にはつくので友達と一緒ならやってみてもいいかもしれません。ちなみに青春18切符はJRの在来線一日乗り放題で五枚組11,850円なので五人以上集まらない場合はチケットセンターなどで購入してください。

一人当たり2370円~で利用できます。(金券ショップによって値段が少し高くなります。)

夜行バス(昼行バスを利用する)

メリット

今回の記事の主題です。夜行バスはその名の通り夜間に移動するバスで東京大阪間ですと大体夜の12時前に乗車して翌朝7時以降に到着します。

大体所要時間は8時間と少しと在来線乗り継ぎとほとんど変わりません夜行バスのいいところは椅子に座りっぱなしでいいことと寝ている間につくので時間を無駄にしないで済むことです。

トイレ休憩も東京大阪間では大体3回程度あり高速道路の道の駅でトイレに行くことができます。(トイレ付きのバスも存在します。)

そして何よりのメリットですが値段がとにかく安いことです。夜行バスの値段は会社によっても違いますが基本的に時期によって値段が大きく変わります。

正月や金曜日や日曜日といった移動者が多い日および春休みや夏休みといった長期休み期間中は値段が大きく上がります。反面何もない平日ですとすごいときには片道2000円を切る値段で利用することができます。

早朝に目的地に到着するので時間を無駄にすることが無いのも夜行バスのメリットです。

簡単に夜行バスのメリットをまとめると

  • 新幹線と比べてずっと安い
  • 乗り換えの必要が無いので楽
  • 普段寝ている時間に移動できるので時間を無駄にしない
  • 目的地に早朝に到着するので旅行の際も時間を十分に活用できる
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デメリット

値段が安くてこれだけ便利ならみんなが利用して値段も上がってしまいそうなものですよね。なので当然夜行バスにもデメリットがあります。

まず一番わかりやすいデメリットとしては座りっぱなしになることです。メリットでは乗り換えの必要が無いと書きましたが夜行バスは基本的に椅子に座ったまま動けないので体が凝り固まってしまいます。

この辺りは大きくリクライニングできる少しお高いバスに乗ればだいぶ楽になるのですが格安のバスを選んでしまうと足も延ばせないし横にも狭いといった環境で降りた時には体がバキバキになってしまいます。

次のデメリットですが移動できないので横に座る人が悪いと大変な目に合うことがあることです。

二人組で予約すると隣同士にしてくれるので被害はだいぶ小さくなりますが僕のように一人で予約する人は要注意です。隣のマナーが悪いと寝ているときに横から音漏れがしてきたりといった被害もあるかもしれません。(僕は今のところマナーの悪い人にあたったことは無いですがそれらも運なので。)

マナーはともかく一番つらいのが体臭です。酔っぱらったおっさんが座ったときにもだいぶつらくはありましたがすぐに慣れました。

一番ひどかったのは横にラテン系の男性が座っていた時です。外国人の体臭は日本人の体臭とは桁が違いました。

向こうの人は普段から慣れているのだと思いますがなんとも表しがたい強い匂いで一晩中その匂いを隣で嗅ぎながら過ごすことになりました。トイレ休憩のたびに外に避難していましたが結局到着まで鼻が慣れてくれることは無くほとんど眠れないまま到着しました。

酔ったおっさんはバスに乗る前にそんなに飲むなと文句もいいたくなりますがその男性自体は礼儀正しい人でマナーが悪かったわけでもないのでその人に文句を言うわけにもいきません。

他にはトイレに自由にいけないことでしょうか。基本的にトイレは途中で止まるインターチェンジでするしかありません。

そして夜行バスは基本的に二つの席が並んでいるので窓側の席に座っていた場合隣の人に起きてもらってどいてもらう必要があります。でもトイレ休憩で止まっていても隣の方が気持ちよさそうに寝ていると起こすのはためらわれますよね。

トイレによく行く人はあらかじめ廊下側の席を予約しておいてください。トイレ付でも席を立つときの条件は一緒なので気になる方は廊下側と覚えていてください。

あとこれは当然のことですが夜行バスは観光バスではなく一般的な路線バスです。定時出発となっているので基本的に到着が一分でも遅れると待ってくれずに行ってしまいます。

これはどこの会社でも同じです。電話がかかってきて待ってくれるなんてことは無いので注意しましょう。

当然返金もされずひどいときには帰る電車がなくバス停で途方に暮れるなんて悲劇もあるので絶対に遅刻はしないようにしましょう。

しっかりと出発前に確認していてくれる場合がほとんどなのであまりないとは思いますが途中のインターチェンジでも遅れて置いていかれても文句は言えません。お腹の調子が悪くてもしかすると遅れてしまうと思うときはあらかじめ運転手さんにその旨を話してもしもの時は待ってもらえるようにお願いしておきましょう。

この辺りは観光用のバスとは違うところです。普段からギリギリの行動をしている人は注意しましょう。

僕も割とギリギリを責めるタイプですが夜行バスに乗るときだけは30分前行動を心がけています。

デメリットを簡単にまとめると

  • 同じ姿勢で朝まで行くので体が凝り固まってしまう
  • 隣の人がいる場合どんな人が座るかわからない
  • 隣の人の体臭がひどいとき地獄を見る
  • トイレに自由にいけないのでトイレによく行く人は注意
  • 遅れると待ってくれません。途方に暮れることになるので遅刻は厳禁です。

夜行バスをできるだけ快適に過ごすために

まずデメリットで書いた隣の人の問題は少し値段は高くなってしまいますが三列独立シートを選ぶことで解消されます。三列独立シートとは窓側二つとど真ん中の三列にシートが分かれているため隣の人に気を遣う必要がなくなります。

このタイプのシートを選んでおくとトイレ休憩の時にも自由にトイレに行けますし何気ない動作で隣の人の体にあたってしまうなどのこともなくなります。

匂いに関してもすぐ隣よりはましになるでしょう。

トイレに関してはトイレによく行く人はトイレ付きのバスを選ぶのも一つの手段です。

他には快適に眠れるようにアイマスクを持参すること。

アイマスクがあれば微かな光もさえぎれるので快適に眠れます。

他にはネックピローを用意すること

リンクは膨らませるタイプで持ち運びが楽になるタイプなのでそこそこの値段がしますがよく夜行バスを利用する人は持っていてもいいと思います。

少し嵩張ってもいいという場合は百円均一にもビーズのようなものが入った似たような商品が売っていたのでそちらを購入するのもいいと思います。

何も使わずに椅子で寝てしまうと翌朝首のつらい痛みに悩まされるので何らかのものを用意しておいた方がいいと思います。最悪長いタオルやマフラーがあればそれを首のまわりに巻いているだけでだいぶ楽になりますよ。

他には小さな座布団を持っていくと椅子の座りが悪いときに敷いたり二つに折りたたんで腰の後ろに置いたりといった使い方ができるので便利です。

匂いはどうしようも無いので当たったら耐え忍ぶしかないです。完全に運なので神に祈りましょう。

バスを探すには

バスを探すには比較サイトを利用すると便利です。

ある程度利用してお気に入りのバス会社が決まったら直接予約してもいいのですがギリギリでバスが見つからないときや少しでも安く移動したいときに便利です。

夜行バス比較なび
僕はここをよく使います。

月の再安価一覧がでるので長期休みなどある程度帰省する日に自由がある場合にいつ帰るかということも含めて探せるので便利です。

基本的に予約は各バス会社のホームページで行います。

ヨヤクトル

ここでも値段の比較ができます。

上と比べて比較できるバス会社が限られるような気もしますがこちらはこのサイトで予約できるのでいくつものバスを試してみたい人はいちいち個別のバス会社ごとにアカウントを作らなくていいので便利です。

他にもいろいろと比較サイトがあるのでいろいろと調べてみてください。基本的に値段が再安価付近はバスが古くて狭かったりする場合が多いです。

会社の評判とかはネットで検索すれば体験談等が出てくるので予約の前に確認しておいた方がいいと思います。

バスを選ぶときは値段だけではなく少し高くてもいいから広い方がいいとかプライベートカーテンの有無だとかいろいろと条件があるのでそこら辺をよく考えて選んだほうが快適な旅ができます。

女性だと女性専用車などもあるのでそのあたりうまく活用してください。(僕は男なのでどんなものなのかわかりませんが。)

専用車ではなくとも隣が必ず同性になる女性安心のバスもあるのでそのあたりも考慮に入れるといいと思います。

僕のよく使うバス会社

僕がよく使うバス会社を紹介します。

さくら観光

旅費を安くしたいときによく利用します。値段の安さのわりにコンセントがついていたりブランケットの貸し出しがあったりと最低限の設備は十分そろっています。

一番安いモデルですと相応に狭くはありますが他にもっとひどいのはいくらでもあります。会員登録しておくとキャンペーン情報なども送られてきますし乗るごとにポイントがついて次回以降割引に使えたりするので安くである程度快適に使いたい人にお勧めします。

公式サイト→さくら観光

VIPライナー

名前の通りVIPな高速バスです。グレードの低いバスでも他のバス会社と比べれば十分なものです。

他にも四列シートでも隣との間にプライベートカーテンがあるアクアスターなどいろいろと設備の充実したバスがあります。僕が気に入っているのはグランシアです。

電動でシートそのものが前にずれる感じでリクライニングできるので後ろの人に気を遣わず限界まで倒すことができます。少し値段はしますがそれでも新幹線に比べるとずいぶんと安いですし僕は基本的に帰省の際はVIPライナーのどれかにしています。

ただ人気があるためかバスの日ギリギリになると予約が取れなくなっていることもよくあるので込み合う日を予約する際には早めに予約する必要があります。

女性専用車もプルメリアなどいろいろあるので試してみてください。

実際に使用した感想は以下を参考にしてください。

公式サイト→VIPライナー

まとめ

僕は基本的にVIPライナーを利用し込み合う日程で値段が高くなってしまうときや予約が取れなかったときはさくら観光を利用するといった形で利用することが多いです。

何度も言うようですが夜行バスは基本的にまってくれないのでくれぐれも遅れないようにしましょう。置いていかれて文句を言ってもどうにもなりませんよ。

僕も一度だけ財布を忘れるという大失態をして出発二分前についたことがあります。あの時は家から駅までキャリーケースを担いで走り、駅からバス停までもキャリーケースを担いで走りと地獄を味わいました。

何とか間に合ったからいいものの遅れていたらほんとどうしようかという感じですよ。

ちなみに電車の改札を出たところでもう一人キャリーを担いで走っている人がいて途中で追い抜いたのですがその人も同じバスに僕の後に乗り込んできました。たぶん出発三十秒前ぐらい。)すごい偶然もあったものです。

三十分前行動を心がけていてこれですから気づくのが遅れたら終わりましたし普段通りギリギリ行動をしているとすごすごと家に引き返して枕を濡らす作業に入るところでした。出発準備はすべて終えて必要なものが入っているかを確認の上すべて玄関に用意したうえで家を出る時間まで休むような行動が大事ですよ。

VIPライナー

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