今回は僕が普段使用してこのブログを書くのにも使っているマシンの紹介をします。
今までの自作パソコンの記事でも乗せたことのある画像です。僕は自作パソコンを今までに合計四代作っています。
このパソコンはその中では三代目でだいぶ慣れてからになります。このパソコンを作ったのは去年ですが構成パーツが当時にしても古いです。
その理由は昔買ったDDR3のメモリが4G×2余っておりこれを使いたかったからです。もう一つのコンセプトとしてせっかく三代目なのだからということで小型に挑戦しました。
おかげでと言っていいのか自作パソコンにしては小さく机の上に置いてもさほどスペースも取らず良かったですが作るのは骨が折れました。ケースを説明書に書いている以上に分解する羽目になったりといろいろと大変だったので自作パソコンが初めての人には少々つらいものがあると思います。
作業が大変になるとそれだけミスの可能性も多くなり最悪せっかく買ったパーツが壊れてしまいお金が無駄になることもあるので初めはできるだけミドルタワーケースで自作することを進めます。
使用した工具
前に紹介した工具類を使用しましたと言えればいいのですがこれらの工具はあいにくと実家にあり買いなおすのもなんだと思ったのでドライバーだけ買いなおして作業しました。
作業したのは大体去年の今頃で熱くなっており静電気の心配も少なくなっていたので静電気対策は作業の度に近くに置いておいた鉄を握るということで対策しました。正直長軸ドライバーを買いなおさなかったのを後悔しました。
というのもこのケースは小さいためマザーボードを固定するねじも端ぎりぎりのところで止めるようになっているのですが狭すぎて作業がしにくいのです。それを解消するため長いドライバーを持っていればケースの上からねじ止めができるよう配慮されています。
長軸ドライバーが無かったのであきらめてケースを分解してねじ止めしました。いらない苦労が増えました。
自作パソコン構成
必要なパソコンはすべてAmazonで購入しました。その理由としては単純に安いからというのとすべて家に届けてくれるため楽であること。
この時はまだタイムズカープラスにも入っていなかったので自作パソコンのパーツを電車で買いに行くなんて嫌だなと思い実店舗は覗きにもいきませんでした。秋葉原や大阪の日本橋が近い人はパーツ単位で店をはしごして安い店を探してみてもいいかもしれません。
まあ二回目以降はAmazonで十分ですよ。
初回はどのパーツが壊れているのかの判断もできないと思いますし単純に自分のミスで動かないのか故障が理由なのかもわからないと思うのでできれば気軽に再訪問できる距離にあるパソコンパーツを売っている店で一式購入した方がいいと思いますよ。
ああいう場所の店員はいい意味でパソコンオタクが多いので目的に合わせたパーツ選びやお金の使い方などいろいろと詳しくアドバイスしてもらえます。パーツの値段の高さはそのサービス料と思って初回はあきらめましょう。
僕の場合初めての一台はモニター含めた一式で予算10万で頼んでパーツ構成はほぼお任せになりました。慣れてくると自分でパーツ構成を考えるのが楽しくなってくるのですが初めに規格の合わないものを買って無駄にしたりの事故を防ぐためにもこの方が安全かと。
安くあげたいや自分で考えたいという人は自作パソコン基礎知識(必須編)を参考にして最低限の注意をしたうえでやってください。
CPU
では実際のパーツ紹介に移ります。
DDR3に対応するマザーボードを探してよさげなもののソケットを確認したところLG1150だったため少し古いものから探すことになりました。そんな中で選んだのがこのCPUになります。
・Intel CPU Core i3-4170 3.70GHz
とはいっても数年前からCPUは十分高性能になっているので十分な性能があります。クロック周波数は3.7GHz でコア数もちゃんと二つあります。
加えてスレッドが4つになっているのでそれぞれのコアが仮想的に二つ分のコアの働きをするということになります。パソコンゲームや動画編集などをやらないなら十分すぎる性能かと。
僕はこれらをやりたいときは実家に戻って普段置物になってしまっているハイスペックパソコンでやることにしているのでこの性能で困ったことは無いです。
マザーボード
こちらがパーツ選びで一番最初に選んだものになります。
・ASUSTeK Intel H81搭載 マザーボード LGA1150対応 H81I-PLUS
僕は初めて作った自作パソコンのマザーボードがASUSだったのもあってASUSに結構愛着があります。少し読みにくいのでいろんな読み方があります。
僕はエイスース派です。一応公式通りの読み方ですね。
この辺り昔から自作パソコンに親しんでいる人はエイサスやアスースなどそれぞれの読み方をする人も多いと思います。それは置いておいて性能ですが出力にちゃんとHDMIもついていますしUSBポートも2.0が四つに3.0が二つとこの大きさにしては十分だと思います。
このサイズのマザーボードでこれ以上のUSBポートがついているものはあまりないと思います。そしてちゃんとケース用のUSB3.0も使えるのでPCケースでもUSB3.0を利用できています。
メモリ
買ったのは五年以上前でどれを買ったのかわからないし製品を見て探すのも面倒だと思っていましたがAmazonの購入履歴を確認するとしっかりありました。この辺り便利ですよね。
・シー・エフ・デー販売 Elixir デスクトップ用メモリ DDR3
当時円高の影響でいきなりメモリの値段が下がったので喜んで買ったのはいいものの持っていたOSは32bitでしたし作ってほとんど立っていなかった初代機もDDR2対応だったりしたのもあり使わないままほこりをかぶっていたものです。
この自作パソコンの構成はこのメモリを生かすためというのがある意味メインコンセプトでした。当時の価格で3,240円ととても安いことがわかります。
これならすぐに使わなくても飛びついてしまっても仕方ないですよね?まあ逆に考えるとたった3000円の為に最新パーツを使わないという馬鹿なことをしているともいえるのですが考えたくないので置いておきます。
CPUクーラー
定番の商品を使用しています。
・Cooler Master HYPER 103
正直小型パソコンに大き目のCPUクーラーを使うのは干渉の危険があるので詳しく下調べをしていないと危険なのですが軽く調べただけで購入してしまいました。というのもこの後近いうちに実家に帰省する予定があり最悪実家にある別の小型クーラーと交換すればいいと思っていたからです。
結果は写真の通り無事干渉することなく収まりました。正直ギリギリでした。
ただ大型の分やっぱり冷えやすいですししっかりとねじ止めするタイプなので安定性も安心です。
空気の流れはこんな感じにしています。
とにかく狭いのでこれぐらいしかできないというのが本音です。ケース下に穴がありているのでそこから熱を逃がそうという試みです。
まあ真夏でもそんなに温度が上がっていないので大丈夫でしょう。
グリス
・ザワード 絶縁タイプ熱伝導グリース
いろいろ調べていて口コミの評判が高かったため選びました。今のところ熱も高くなく快適です。
しかしながらCPUクーラーにはたいていグリスが付属しているのでわざわざ買わなくても付属グリスでも十分だとは思います。オーバークロックをやりたい人や高付加の作業をさせる場合はともかく今回の程度のスペックではわざわざいいグリスを買う必要もなかったような気もします。
まかり間違ってもリキプロみたいなグリスは選ばないようにしましょう。扱いが難しい上に最悪パーツを壊す危険性もあるのであれらは上級者向けです。
グラフィックボード
・ASUSTek社製 Radeon HD5450搭載グラフィックスカード
GTX1060などの発売前だったので新製品がでたらその中の安価モデルを購入して差し替えるつもりで購入しました。正直なところ面倒なのとお金がかかることもあっていまだに使い続けています。
これで困ることといえば高画質の3Dなどの動画を再生するときにかくかくするぐらいなのでまあいいかなと思ってしまっています。無いよりはましなレベルです。(下手したらオンボードの方が性能がいいかも?)
この後作った実家に置いてきてしまっているハイスペックパソコンにはGTX1070を積んでいるので必要な時は帰ったときに使えばいいかなと思っているのもあります。今作るなら安いGTX1050搭載のグラボを買うと思います。
SSD
・CFD販売 SSD 480GB 2.5inch TOSHIBA製
TLCなので少し不安はありますがそこまで大事なデータは入れていないので最悪壊れても大丈夫と思って使っています。一応日本製だし海外製よりはましだと思っています。
今のところ特に不満はありません。
電源
・玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS 400W A
電源はケチるなと言っておいて安いのを使っています。まあ一応日本製だし玄人志向だし大丈夫だろうという判断です。
無印ではありますが80plusもちゃんとついてます。音もうるさくないのでまあいいのではないでしょうか。
ちなみにこの程度の構成スペックだと400Wでも過剰なぐらいです。基本的にパーツに必要な合計電力の二倍を目安に選んでください。
このパーツ構成だと余裕で二倍以上あります。
PCケース
・RAIJINTEK METIS
このケースを使ってみたかったんです。ちゃんと高級感もありまたサイドパネルもペラペラとしたものでなくしっかりとした作りなので満足です。
組み立てにあたって一般的には両サイドの二枚を外すことになっているのですが頑張れば下もいたも外せるので隅の端子に誘うにも手が入らないなんて時には分解してしまえば簡単です。
まあこのケースの構造上電源は下の板に取り付けるので電源を付けた後の細かいコードを差す作業はかなり苦労しましたが。ただ完成すればある程度小さくおしゃれな素敵な自作パソコンが手に入るのでやる気のある人はチャレンジしてください。
正直な話CPUについてくる小さなCPUクーラーを使っていればこんなに苦労しませんでした。詰め込めば詰め込むほど作業スペースが減って難易度が上がります。やったね!
ファン
・サイズ AKA-KAZ 赤風 LED搭載12cmファン
ケースが赤いので赤に光らせたらかっこいいかなという理由だけで購入しました。性能的には付属のファンを使っていてなんの問題も無いと思います。
合わせてみた結果は思った以上にケースの色とマッチしていて個人的に満足です。
OS
使っていなかったwindows7を使用。インストール後windows10にアップグレードしました。
windows7がproだったのでwindows10proになりました。ダメだったらwindows7に戻すつもりではあったんですが使ってみると問題なく使えたのでそのままに。
正直なところ機能が変わっても使っているうちになれますし新しいOSに変えて問題が起こるのはそのパソコンの素のスペックがポンコツであるからの場合が多いですwindows Vistaが酷評されたのも安くて低スペックのノートパソコンなどに入れたせいで動作が遅くなっていたからなどが理由のようです。
実際そこそこの性能のパソコンに入れて使用した人はあまり問題を訴えていません。問題としてはWindows10は情報が収集される設定があるので気になる人は使い始めにそのあたりの設定を変更しておく必要があるぐらいでしょう。
DVD/BDドライブ
見ての通り内蔵ドライブを入れるスペースがないため基本的に外付けタイプを利用する必要があります。
・Qtop USB2.0対応 ポータブルドライブ
見ての通り最低限のスペックです。使用していると轟音が鳴り響き振動で移動します。
Windows10非対応になっていますが認識しないときがあるくらいで差しなおせば認識して今のところ使用できています。最近はCDなどを使う機会も減っているのでこれらでも十分かと。
Windows10のOSはフラッシュメモリタイプなのでドライブが無くても安心です。ただし最初にドライバをインストールする作業の時にCDなどからインストールする必要があるのでそれらを簡単にやりたい人は自作の前に用意しておく必要があります。
なしでやりたい場合は他のパソコンでCDをイメージ化してUSBに保存し仮想ドライブでマウントして読み取るなんて面倒なことをするかインターネット上で探してくるといった作業が必要になります。
悪いことは言わないのでちゃんとしたWindows10に対応した外付けドライブを用意しておきましょう。
この辺りがいいと思います。
まとめ
簡単に紹介しましたがこんな感じになっています。メモリとOSを除いてかかった金額は6万円いかないぐらいだったと思います。
OSはWindows10 homeがamazonで12000程度で売っているのでOSを持っていない場合そちらも必要になります。最初の構成は格安ですべてこみこみで三万円以下の予定だったのですが速さを求めてSSDの方がいいやさすがにCore i3ぐらいは欲しいかななんてやっているうちに二倍ぐらいかかってしまいました。
まあおかげで使わなくなることもなくこうしてブログの更新のにも使えているのでよかったと思っています。個人的に小型の自作パソコンは作るのも難しいながらも楽しいですしできたものも小型で便利なのでいいのですが作っている最中のトラブルの危険性やパーツ選びの失敗によってはお互いのパーツが干渉して取り付けられないなんてことが起こってもおかしくはありません。
写真をみてもわかる通りけっこう綱渡りな構成に仕上がっています。この辺りはある程度パーツ同士の干渉が予想できるようになってからの方がいいでしょう。
このケースは個人的にとてもおすすめなので弐台目以降の自作パソコンでサブ機として少しスペックを落として作ってみたりといろいろ試してみて下さい。このサイズでPCゲームをガンガンやるハイスペックマシンを作るのは難しいと思います。
そもそもハイスペックなグラボは長いのでケースに収まりません。他にも拡張性がいろいろと犠牲になるのであくまでそこそこまでの性能向けだと思います。
あえて超ハイスペックマシンを詰め込むのも楽しいかもしれませんが僕はやりません。