インテルのCPUも第9世代になりさらなる進歩を遂げています。またグラフィックボードに関してもRTXが発売されさらなるハイスペックを追及できる環境が整っています。

これらのパーツを用いてパソコンを作ることで最新のゲームを最高スペックで動かせるようなパソコンを作ることも可能なので今回はそんなゲームも楽しめる最高クラスの性能のパソコンの組み方を紹介したいと思います。

スポンサーリンク



CPU

昨年11月あたりに満を持してインテルの新CPUが発売され対応する新しいチップセットも発表されました。

性能はもちろん大きく上昇しておりCorei5でも少し前のCorei7の最上級モデルをしのぐ性能を持っています。ゲーミングマシンを作るという目的だけでいえば正直なところCorei5でも十分ですがやりたいゲームの要求スペックや複数のアプリを起動しながらやりたい場合等それぞれの目的に応じてより上のモデルを選択すればいいでしょう。

Core i9-9900K

第九世代の最上位モデルですが価格はまだ控えめです。ベースクロックは3.6GhzですがTB時のクロック数は大台の5GHzに乗りコア数は8に16スレッドと素晴らしいスペックを誇ります。もちろん最上位のスペックを求めるならこのCPUを選ぶべきなのですがパソコンのスペックは全体のバランスで決まります。

予算に余裕があるのであればこのCPUを選んで最高のマシンを作ればいいですがこのCPUを選んでもグラボを安物しか積まないとバランスの悪いPCになるのでそのあたりは注意が必要です。当然ですがこのクラスのCPUは発熱量もすごいことになるのでCPUクーラーも大型の冷却性能の高いものを選びましょう。

Corei7-9700K

ベースクロックは上記のi9と同じ3.6GHzでコア数は8で同じスレッド数のみ8で劣るといった形になっています。あとはキャッシュが少し少ないぐらいですね。

個人的には価格差を考えるとこのCPUで組んでも大抵の状況には十分対応できるオーバースペックのマシンが作れると思います。ハードな編集や創作活動等を行う人以外はこのCPUを選んで浮かせた予算をグラボ等に回した方がいいような気もします。

Corei5-9600K

第9世代の中では下のグレードですが過去のモデルと比較すると十分優れたスペックを持つCPUです。

ベースクロックは3.7GHzとなっており6コア6スレッド十分なスペックがあります。最上級のグラボ等と合わせるには少しスペック不足かもしれませんが一般のゲーマーがゲームをするためのマシンを作るためのPCUとしては十分で全体的に価格を抑えたい場合はこのモデルをチョイスするといいでしょう。

マザーボード

ハイスペックなマシンを組むときは後々の拡張性やCPUの熱を冷却する大型のクーラーを組み合わせる関係上ATXマザーを選ぶのをおすすめします。小型のマザーボードを選んでも小型ケースと合わせると十分な冷却性能を発揮させられず性能が腐る結果にもつながるので基本的にはATXマザーに大型ケースがおすすめです。

第9世代に対応するチップセットはZ390でオンボードの無線Bluetoothを備えUSB3.1に対応しているのが特徴です。別に無線LANカードをつければいいだけの話ではありますが後々生きてくるかもしれませんし今から買うならZ390を選びましょう。

前のCoffee Lake対応のマザーボードもバイオスのアップデートを行えば使えるようになるのですでにあるという人はわざわざ購入する必要はありません。

ASRock Z390 Pro4

個人的におすすめしたいマザーボードです。拡張性も十分でオンボードの無線LANやBluetoothに不満があれば搭載も可能で他の拡張性も十分備わっています。何よりも価格が抑えめなのが嬉しいところですね。

他のマザーボード

それぞれの求める拡張性に応じて以下のマザーボードを選択肢に入れてもいいでしょう。それぞれの予算と目的と相談して決めてください。

Optane Memory

ゲームを大量にインストールする場合などは容量の小さなSSDでは心もとないあるいは予算がかかりすぎるので大容量のHDDで組みたい場合はOptaneMemoryを使用しましょう。

価格はそう高いものではないですし高速化を助けてくれるので採用しない理由は無いでしょう。16Gbもありますが価格差は小さいのでこちらを選びましょう。

グラフィックボード

ゲームをする上ではある意味最重要と言ってもよいパーツです。最新のグラフィックボードRTXシリーズが登場しているのでその中からチョイスしましょう。

個人的におすすめは中間グレードのRTX2070ですがRTX2060でも性能的にはそこまで不足しないでしょう。2080Tiまで行くと半ば趣味の領域の気もします。

あと熱で動作不良になることもあるので基本的にトリプルファンの物を選ぶことをおすすめします。この辺りもATXマザーをおすすめする理由があります。

コストを抑えるには?

グラフィックボードは国内価格が高くなる傾向が強いため送料や関税を考えても海外のAmazon.com等から個人輸入した方が安くなる場合がほとんどです。基本的なレイアウト等は日本のアマゾンと変わらないので難しいものではないと思いますしコストをかなり抑えられることも多いので興味がある人は是非使ってみてください。

以下の記事は別の商品の購入方法の記事ですが手順は同じなのでAmazon.comを使う場合は参考にしてください。個人的には国内で未販売ですがアーマーのような見た目のEVGAのカードが好みで私自身も個人輸入したEVGAのGTX1070を使用してます。

メモリ

メモリの価格は少し落ち着き気味なのでできれば16Gb×2の32GB程度を積んでおきたいところです。予算に余裕がなければ8Gb×2でももちろん構いませんが後々もっともっと欲しいというときの為にスロットを開けておきたい場合は16Gb一枚でもいいでしょう。

CPUクーラー

クーラーは大型かつ多数のヒートパイプを備えたモデルを選びましょう。大型のヒートシンクはもちろん重要ですがヒートパイプの数が少ないとCPUの冷却が追い付かないことがあります。以下のクーラーがおすすめです。

グリス

せっかくいいクーラーを選んでもグリスが微妙なら冷却効率も悪くなってしまいます。グリスは以下の二つはどちらも使ったことがありますが良く冷えますしおすすめです。

電源

せっかくいいパーツで組んでも電源が壊れてすべてが壊れるというようなことは避けたいため電源もいいものを選ぶようにしましょう。電源のコードを自分で差し込めるタイプを選んだ方が不要なコードが減りケース内がすっきりするのでおすすめです。容量に関してはすべての構成パーツの必要とする合計の倍程度あれば十分すぎるので無駄に大容量の物を選ばないようにしましょう。

グラフィックボードの個人輸入に挑戦するなら電源も一緒に買ってもいいかもしれません。私はEVGAの電源を購入しましたがコンセントが三つ又になっている以外は国内で購入するのと変わりませんし快適に使用できています。

記憶媒体

SSDで組むなら以下のようなものがおすすめです。

PCケース

ケースはある程度好みでいいですが安物を選ぶと騒音の問題や冷却効率の悪さ組み立ての不安定さ等の問題もあるのである程度しっかりしたブランドのケースを選びましょう。

以下はおすすめのケースです。

BDドライブ等を使用しない人は以下のモデルもおすすめです。

ドライブ類

個人的にはCDなどをレンタルして取り込むのでドライブは必須です。必要ない人は外付けの薄型ドライブを使用するのもありでしょう。

OS

windows10しか選択肢が無いので素直にwindows10を購入しましょう。アップデートの選択などproモデルの方が便利なのでこれだけのスペックのマシンを作るのであればpro版がおすすめです。

他のページでも何度も言ってますが安いからと言ってよく知らないところから購入するのはやめましょう。Amazonで購入する場合はAmazon.co.jpが販売発送しますとなっているもの以外は避けた方が無難です。他で買う場合はしっかりと名前の通っている会社以外は避けた方が無難でしょう。DSP版があるのであればDSP版でも支障はないですが価格差が小さいのであればパッケージ版の方がいいですね。

まとめ

グラボなどは個人輸入を駆使すれば予算を抑えられますのでハイスペックなマシンを作るときは頭に入れておくのをおすすめします。

いろいろと新しいモデルがそろっていますしメモリ価格も下がり気味なので今はハイスペックマシンを作るいいタイミングともいえると思います。

性能が高いものになるとBTOなどでも以上に高くついてしまうのでハイスペックマシンが欲しい人は是非自作に挑戦してみてください。

スポンサーリンク