少し前にパソコンの情報が抜き取られて人質にされた挙句身代金を要求されたという事件がありました。

この事件を通してmicrosoftからはwindows xp向けのセキュリティパッチが配信されましたがこの問題を通して古いOSを使う危険性を実感した人も多いのではないでしょうか?

僕自身さほど詳しいわけではないので事件について詳しいことはわからないのですがOSのサポートは何なのかなど基本的なことを説明したいと思います。

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OSのサポートって何?

セキュリティーは日々進化する

皆さんもご存じのとおり機械やプログラムの進歩はすごいもので身の回りはどんどん便利になっていっています。

今では当たり前のスマートフォンも2000年には想像もできなかった便利なデバイスです。(ちなみにWindows XPは2001年発売のOSです。その古さがわかると思います。)

そして当たり前ですがそれらの機会を動かすプログラムやその中の情報を守るためのプログラムも常に進歩し続けています。

それと同時に世界中のハッカーたちは最新の技術で作られた情報の防壁を突破しようと日々技術を磨き続けています。

パソコンのセキュリティも人間が作ったものである以上必ずどこかに抜け道や弱点が存在し今現在絶対に安全だと思われているセキュリティも数年後にはあるいは数週間後にはどこかのハッカーによって突破される危険があります。

インターネットは調べ物をしたり連絡を取ったりととても便利で簡単に世界中につながることができますがそれは同時に私たちの使用しているパソコンやスマートフォンもまた世界中からつながっているということを意味しています。

つまり隙があると自分のデバイスに入っている個人情報などが見られてしまう危険性が常にあるということになります。

しかしながらハッカーが個人を対象にすることは基本的にないと考えて大丈夫でしょう。

というのも個人のパソコンに入っている情報は限られているためかける労力に見合わないからです。

たまにどこどこの企業のサーバーがハッキングされて個人情報が流出しましたなどのニュースが流れることがあります。

企業のサーバーはセキュリティの強さももちろん個人のセキュリティとは比べ物にならない反面得られる情報は社内情報であったり顧客の個人情報であったりと個々人とは比べ物にならない量の情報が保管されています。

つまり得られる報酬がとてつもなく高いゆえに狙われるのです。

仮に今回の被害者に企業が含まれていた場合その損害は想像もできないほどのものになると思います。

しかしながら簡単ですでに確立されたハッキング技術があればどうでしょうか?

対策していないデバイス相手なら何の手間もなく情報を抜き取れるといったものです。

一般に言われるウイルスなんてものがその代表例ですがウイルスなども日々進化し続けており数年前のセキュリティはなんの役にも立たないなんてことがあります。

これを防ぐのが各OSの更新で得られるセキュリティや個人が導入しているセキュリティソフトです。

こちらも参考にしてください。→パソコンを使うすべての人におすすめするセキュリティソフト

OSのサポート ライフサイクルについて

OSのサポートとは一定期間まで安心して使ってもらえるために企業が責任をもってセキュリティ対策などをしますよというサービスです。

ちなみにマイクロソフトの場合メインストリームサポートと延長サポートに分けられています。

メインストリームサポート期間中は必要になった昨日の追加などのアップデートも行われますが延長サポート期間は基本的にセキュリティの脆弱性に対するサポートのみとなっています。

これらのサポートは基本的にパソコン使用時に常に最新の状態にアップデートさせるようになっておりパソコン起動時にアップデートを求められます。

普段パソコンを使っていて目にするアップデートをするので再起動してくださいとかあるあれのことです。

実際に今回の事件で使用されたものに対する対策も事件の前にすでに対処済みであったためサポートされているパソコンでアップデートしていた場合被害者になることはありませんでした。

なので被害にあうのはサポートが終わってしまっているXPをはじめとする古いOSや何らかの理由で不正利用しており正規のサポートを受けられなかったOSであったということになります。

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詳しい期間について

詳しくはこちらを参考にしてください。マイクロソフトのサイト

見ればわかる通りWindows Vistaは2017/4/11をもってサポートを終了してしまっているのでこれ以降はセキュリティに問題が見つかっても更新されません。

なのでもし今でもVistaを使っているパソコンでインターネットに接続している場合は直ちに他のOSを手に入れるかインターネットから切断するひつようがあります。

もちろんインターネットにつながずに使用するのであればWindows2000 であってもWindows meであっても問題ありません。

今主流であるWindows7であっても2020年にはサポートが終わってしまうのでそれまでには必ず新しいOSに変更する必要があります。

なぜサポートには期限があるの

これは簡単なことで常に最新のセキュリティを提供する為に多額のお金や人の労力が費やされる必要があるからです。

OSのバージョンが違えばそれぞれに対する対処方法も変わってくるのでマイクロソフトからすれば提供しなくてはならないOSが増えれば増えるほどその労力も増しかけなければならない費用も嵩みます。

これはセキュリティソフトにも同様に言えることでそれぞれのセキュリティソフトが売り切りではなく期限を定めて販売しているのはこれが理由です。

すでに終了してしまいましたが少し前にあった強制アップデートなどで問題にもなっていたWindows10への無料アップデートはマイクロソフトの最新OSにアップデートしてもらえればそれだけ長く使い続けてもらえますよという親切でもあったといえます。

同時にいつまでも古いOSのサポートなんてやってられないということでもあると思います。

おそらく前のXPのシェアが広すぎてサポートを延長せざるをえなかったことから行ったサービスだったのでしょう。

新しいOSを売る利益よりもサポートにかかる費用の方が大きかったということでもあると思います。

僕自身今メインで使っているパソコンはwindows7を入れていましたが現在はWindows10にアップグレードして使っています。

OSはパソコンの構成パーツの性能にもよるので一概にはっきりとこれがいいとは言えませんがこれから買うなら基本的にWindows10でいいと思います。

新しいOSにはなれないから難しいなどと思う人もいるかもしれませんがそんなものは最初だけです。

使っているうちになれます。

ちなみに最新パーツで自作パソコンを作ろうという人はリンク先に書いてあるように最新CPUに対応しているのはWindows10のみなのでちゃんとWindows10を買うようにしましょう。

OSは安い買い物ではありませんがセキュリティソフトと同じようなものだと考えればそこまで高いものではないと思います。

もちろんOSのサポートだけでは限界があるのでセキュリティソフトもちゃんと入れてくださいね。

使うべきOSについて

基本的にはリンク先の延長サポート期間ないであればどれでも構いません。

古いソフトを使いたいけれど最新OSでは動かないなんてこともあるかもしれません。

そんな時は残りの期間も考えてWindows7などを選択するようにしてください。

仮にサポートが切れているOSでもインターネットにつながないなら関係がないので使うだけであれば古いものでも構いません。

古いものは使える機能が古いだけではなく安全性に大きな問題があるということは常に覚えておく必要があります。

新しく買うという人には基本的にWindows10をおすすめしますが慣れなどの関係や対応ソフトの関係でどうしてもWindows7が欲しいという人もいるかと思います。

そんな人には下のモデルもあります。

・東芝 Dynabook

リカバリディスクを利用することでOSの入れ替えが可能なモデルです。

これを買っておくと期限終了までWindows7を使って期限がくるとWindows10に入れ替えるという使い方ができるのでまた買い替える必要がありません。

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