今回は全くの初心者がパソコンを組むうえでどんな条件でどんな選択肢がいいのかを考えていきたいと思います。当然ですがデスクトップパソコンを買う前提で話をしたいと思います。

各選択肢の特徴を簡単に説明していくので

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メーカーのデスクトップパソコン

基本的にこのタイプを選ぶとしたらモニターとパソコン本体が一体になっているものを選びましょう。その前提で話をしていきたいと思います。

必要なソフトがあらかじめ入れられている

メーカー製のパソコンを買うメリットでもありデメリットでもあります。Officeソフトを使いたい場合は別々に買うよりお得に変えるので選択肢としてはありでしょう。

他にもウイルス対策ソフトの体験版やいろいろなソフトが入っているのでパソコンがよくわからない人でも買ってすぐにある程度使える状態で届きます。

同時にこれはデメリットでもあります。入っているウイルスソフトは期限付きなので基本的に期限がくるとライセンスを購入するかアンインストールするしかありません。

ウイルスソフトはAmazonなどでパッケージ版を買った方が安くなることがほとんどなので結局は自分で入れることになるでしょう。なのである程度詳しい人にとってはアンインストールの手間が二度手間になってしまいます。

他にもいろいろと不要なソフトが入っているので使わないだけで邪魔になってしまうので自分好みにカスタマイズするためにはソフトを消していく作業が出てきてしまいます。

詳しい人にとっての利点はOfficeぐらいしかないと思います。

モニターと一体型なので省スペース、お洒落

モニターと一体型になっていてまたスタイリッシュなデザインはBTOや自作パソコンでは手に入れられないメリットです。

ただ省スペースを作ろうと思えば小さなベアボーンツールを使った自作パソコンに薄いモニターをアームでつければいいのではっきり言って大したメリットではないです。しいて言うならお洒落かなといったぐらいです。

割高

最大のデメリットです。いらないソフトも多く入っており、またメーカーのブランド料も含まれているので同じ性能でBTOパソコンや自作パソコンと比較するととにかく割高になります。

この点ノートパソコンならメーカー製しか選択肢が無いので少々の高さは問題なく感じますがわざわざメーカー製のデスクトップパソコンを高いお金を出して買う理由がないです。そんな理由もあって昔と比べてメーカー製のデスクトップパソコンそのものが減っている気がします。

マックユーザーは選ぶ価値あり

というか選択肢がないです。Macintoshは残念ながらBTOパソコンや自作パソコンには入れられずアップル製品にしか入っていないのでマックをデスクトップで使いたい人はiMacを買うしかありません。

ノートパソコンで電源に繋いだまま長時間作業するのはあまりお勧めできないのでマックユーザーなら買ってもいいと思います。

総評

マックユーザー以外は選ぶ理由がほぼ無いと言っていいと思います。パソコンのことがよくわからないというライトユーザーはそもそも長時間作業することも無いと思いますので素直にノートパソコンを買えばいい話ですしわざわざデスクトップパソコンを買う理由がありません。

マックユーザー専用の選択肢と考えて問題ないでしょう。

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BTOパソコン

Built To Orderの訳です。自分でパーツを選ぶだけで組み立てまですべてやってもらえるという利点があります。

自分で作る必要が無い。

これは大きなメリットでしょう。ただ同時にデメリットでもあります。

パーツを選ぶために最低限の知識をみにつける必要はあるのですが組み立てをすべて向こうがやってくれる関係上パーツの相性問題であったり組み合わせが正しいのかなどの判断はすべてお任せにできます。

なのでパーツが故障していた時のどれが壊れているのかなどを必死で探すといったことがなくなるのでそのあたりは安心感があります。

しかしながら自分で組み立てることによって後々内部を掃除するときにどこを外していいのかやどの線を抜いてよくてどこに差しなおせばよいのかといった判断を自分でするための経験を得られなくなるといったデメリットがあります。パソコンを長く使い続けていくならグリスの塗り替えといったメンテナンスも必要になるのでそのあたりの経験を積めないのは大きなデメリットです。

自作パソコンよりも価格が抑えられることがある

一般的な性能のパーツを選ぶと自分ですべてのパーツをバラバラに買って組み立てるよりも組み立て費用を含めても安くなることがあります。というのもBTOメーカーは大量のパソコンを組むために大量のパーツを購入するため安くパーツを仕入れることができるからですね。

ただ大量に買えるものという性質上中々一般の人が買わないハイグレードなCPUやグラボを選択してしまうと一気に割高になってしまう印象です。価格だけ考えると一般的なスタンダードスペックならBTOパソコンで作りハイスペックパソコンにしたいなら自作パソコンという選択肢になると思います。

デザインやパーツの選択肢が限られる

中には欲しいパーツをバラバラにすべて注文したうえ組み立て料を払うと作ってくれるサービスをしているところもありますが当然組み立て料の分だけ自分で作るより高くなりますのでその場合は覗きます。

一般的にBTOパソコンはパソコンの外観を決めるパソコンケースを選べないあるいは限られていることがほとんどです。またメモリなどのメーカーもそれぞれの店によってきめられている場合がほとんどなのでどうしても選択肢が限られてしまいます。

お洒落なパソコンが欲しい人などには向いていないといえるでしょう。

総評

こんな人におすすめします。

  1. 一般的な性能のデスクトップパソコンを安く買いたい
  2. パーツごとの組み合わせが詳しくわからない
  3. 自分で組むなんて怖い
  4. パーツの不具合が怖い
  5. ザ・不器用とは私のことだ

最後は少しふざけましたが半分位は本当です。自作パソコンを作るのは全然難しいことではないですが注意力の乏しい人や手先が極めて不器用な人にはパーツを壊してしまう危険がある以上おすすめできないです。

パソコンパーツは一つ一つが高価ですが間違った使い方をすると一瞬で壊れてしまうものです。簡単な例でいうと例えば買ってきたハードディスクを机の端に置いておいて体が当たって落下させ強く床にぶつけてしまうと使えなくなっているあるいは近い将来使えなくなる可能性がとても高いです。

それ以外でもパーツごとをつなぐ線が半差しになっていると燃えてしまったり最悪火事になってしまったりと注意力が散漫でも危険ですし冬場の作業で静電気を発生させてしまってパーツが壊れてしまった場合でももちろん自己責任です。この辺りのリスクも十分に理解したうえでやる必要があるので面倒だと思う人は少々高くてもBTOパソコンを選んでもいいと思います。

自作パソコン

最後は自作パソコンです。僕が選んでいる選択肢でもあり個人的におすすめしたい選択肢です。メリットデメリットはほぼ上で説明したBTOパソコンの逆です。

価格が安い(ハイスペックパソコン)

この選択肢を選ぶ大きなメリットになるでしょう。上で説明したようにBTOパソコンでハイスペックパソコンを作ろうと思うと異常に高価になってしまう場合がほとんどなので基本的にハイスペックなゲーミングパソコンが欲しい場合や動画編集用のパソコンが欲しい場合は自作パソコンを作るのをおすすめします。

パーツ選びが自由

BTOパソコンは基本的にメーカーの用意した選択肢からパーツを選んでいくことになりますが自作パソコンは其のあたりの選択肢がすべて自由です。例えば古いパーツの一部を再利用する為に型落ちのパーツを安くそろえてみたりお気に入りのメーカーでそろえたりとなんでもありです。

が同時にパーツ選びの知識をしっかりと身に着けていない状態でやってしまうとそもそもパーツ同士が対応していないものを買ってしまったり動作不良を起こしてしまったりといった問題が起きる可能性があるのでBTOパソコンで買うとき以上にパーツに関する知識をしっかりと勉強しておく必要があります。

小型パソコンやユニークなデザインのケースを自由に選べる

パソコンのケースは様々なものが出ているので自分の好みに合わせてカスタマイズすることができます。ケース以外でもファンを赤く光らせてみたり中に電飾を入れてライトアップしてみたりといったこともできます。

基本的に知識さえあればできることは何でもできるので勉強しながらいろいろといじってみたいという人には最適な選択肢です。

すべては自己責任

自作パソコンの最大のデメリットです。作業中に自分の不注意でパーツを壊してしまった場合はもちろん自分が悪いので数万のパーツを買いなおす羽目になってしまいます。

自分の責任でない初期不良の場合でもどのパーツが壊れているのかの判断を自分でしなければいけないので慣れていない人にとっては非常に難しいです。これが初心者であれば故障だと思っていたら必要な線を差していなかっただけなんてこともあるので中々大変です。この辺りにも注意力と集中力が求められます。

初めて作るときは写真のついたマニュアルを用意してやった方がこのような作業忘れは減るのでぜひおすすめします。

総評

BTOパソコンで条件に当てはまらなかった人はこちらになります。特にパソコンでゲームをしたい人はこの機に自作パソコンにチャレンジすることを強くお勧めします。

値段や性能だけではなく自作パソコンを作ることを通じてパソコンのハードに対する知識が増えてメンテナンスや不調な時のパーツ交換の判断が自分でできるようになるので長期的にみると金銭的にもお得になると思います。

いろいろな選択肢があるので迷うと思いますが自作パソコンはパーツの選び方次第でいろいろな方向性のパソコンを作れるので僕の今まで書いたレシピやこれから書くレシピも参考に自分の作りたいパソコンにチャレンジしてみてください。

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