今日は万年筆のメンテナンスをするときに使っているものを紹介します。メンテナンスといっても僕自身ど素人なのでたまの掃除ぐらいしかできませんがそれでもあった方がいいものを紹介します。
水入れ
絶対に必要です。できれば複数用意しておいた方がいいでしょう。
水がためられればなんでもいいのですがさすがに飲み物用のコップに万年筆のインクが入るのはどうかと思うので専用のものを用意しておいた方がいいです。専用とは言っても何かが入っていた容器などで十分です。
僕は綿棒の入っていたプラスチックの容器を使っています。こんなものはいざ掃除しようと思ったときにポンと出てくるものではないので普段から意識して使えそうなものを残しておくようにしましょう。
用途は万年筆を掃除するときにペン先をつけておくのに使ったり吸入式では水をためておいて吸い出しては吐き出すといったときに使います。
吸入式万年筆などの掃除方法は次に掃除するときに記事にしますね。
キムワイプ
インクを吸入した後やインクを洗い流した後などにペン先を拭うのに使います。ティッシュを使うと毛羽たち安く細かい繊維がペン先に挟まってつまりの原因になるのでティッシュはあまりお勧めできません。
キムワイプが有名ですが別にJKワイパーでも構いません。理系の大学生は実験使ったりするので見慣れていると思います。
ただのティッシュがわりには高いように感じるかもしれませんが主に万年筆の手入れぐらいにしか使わないので一度買ってしまうと中々なくならないので高い買い物でもないと思いますよ。
自作パソコンを作る人はこれに無水エタノールなんかをつけるとグリスを拭うときにも使えるのでそんな使い方もあります。コンバーターをつかう人はぜひ使ってほしい商品です。
似たような商品です。どちらでもいいと思うのでその時に安い方を選んで買えばいいと思います。
インククリーナー
万年筆を長期間放置して詰まってしまったなんてときの最後の手段に一つ持っておいてもいいでしょう。僕は自分の買った物はこまめに洗浄するようにしていますが祖父からもらった古い万年筆に使ってみましたがよく取れました。
とはいえ古典ブルーブラックなんかが結晶化してしまったら無理そうな気がしますがダメもとで使えるので放置してしまった万年筆がある人は使ってみてもいいかもしれません。
他にも今まで使っていた万年筆のインクの種類を変えたいときなんかに安全の為に使うのもいいと思います。普段のメンテナンスは水だけで十分だと思うのでここぞというときようですね。
ルーペ
メンテナンス用というと少し違うかもしれませんがペン先を覗くためのルーペです。ペ何か万年筆に異常を感じた時なんかにペンポイントなどを覗くのに使えるでしょう。
見て異常を見つけたところでどうにもできないとは思いますがペンクリニックに行く決意がより固まると思います。最初のうちティッシュでペン先を拭ってしまった時に覗いてみるとペン先にティッシュの繊維が挟まっているのを見たことがあるので専用のキムワイプ等に変えたという経緯があります。
上記がメンテナンスの使い方ですが万年筆が好きなら気が向いたときにペンポイントやペン先をルーペを使って眺めているだけで理由はないのに楽しい気分になれるので万年筆で遊びつくしたい場合には必須のアイテムかもしれません。楽しくなりません?
超音波洗浄機
上の洗浄液同様緊急用です。ペン先をつけて超音波洗浄することで頑固なインクも洗い流そうというときの最終手段に使います。最終手段の時には是非とも上記の洗浄液と併用して試してみてください。
調べた感じ多用しすぎるとペン先のメッキが剥がれる原因にもなるみたいなので頻繁に使うものではないですが持っているといざというときに安心感があります。
別に万年筆に限ったことではなく眼鏡や腕時計のメタルバンド、電動歯ブラシのブラシの洗浄なんかにも使っています。特に腕時計のバンドはなかなか洗いにくいのでうれしいですよ。なくても困らないですがあると嬉しいものの一つです。そのうち細かいレビューの記事を上げるかもしれません。
まとめ
異常が万年筆のメンテナンスに使っているものです。とは言っても超音波洗浄機は今のところメインの万年筆には使っていません。
一度何年放置していたパーカーのソネットにつかいましたが水洗いでは透明な水しか出ない状態になったペン先をつけて使用したところ青い線がにじみ出るような感じで出てきたので放置していた諦めかけの万年筆につかうのにはいいと思います。
逆に普段からよく手入れしているお気に入りの上等な万年筆なんかにつかうのは大丈夫だとは思っていても怖いところがあるので自己責任で使用してください。
結論から言うと最終手段は使わないに越したことは無いので普段からのこまめな手入れが一番です。もし使用頻度が低く当分つかわないと思ったら潔く残りのインクをすべて捨ててきれいに洗浄した状態でしまっておきましょう。
インクが乾いてしまう前の方が圧倒的に洗浄しやすいですし、もったいないと思っていても結局使わなければインクが乾いてしまって残しておいたインクも無駄になるので万年筆の為になりません。早め早めに決断しましょう。