最近はあまり数を増やしすぎても使えないものが出ることもあり追加の万年筆を購入するのは自重していたのですが先日発売されたペリカンの限定モデルターコイズモデルに魅せられて購入してしまいました。
因みにこの万年筆は保管用としてインクを吸引していないので書き味については同じ型で色違いの手持ちのペリカンスーベレーンM600 EFの緑縞を参考に書いています。
ペリカンスーベレーンM600 EFの使い勝手について
スーベレーンM600は二本目に購入した万年筆なのですが現在でも一番使用頻度が高い万年筆は実はこの万年筆です。
この万年筆の使用頻度が高い理由としてはペリカン独特の美しい見た目があり使っていて楽しいことと太すぎず細すぎない適度な細さが非常に使いやすいからですね。
また吸引式というのも使用頻度の高さに繋がっている気がします。
自分の筆記角度に馴染んだのか筆記時の感じも購入時よりもさらに滑らかになり使っていてとても楽しい万年筆です。
そとではパイロットのキャップレス(万年筆コレクションNo3「パイロットキャップレスF」)を使うことも多いですが家で勉強するときなどに使うのはこの万年筆が一番多いです。
耐水性は少々心もとないもののインクのコストはトップクラスに安いので特に残しておく必要のない勉強の走り書きやメモに使うには意外とペリカンの万年筆は向いています。
書き味だけで考えると個人的にはパイロットが一番いいように個人的には思うのですが普段の使用頻度は見た目も意外と関係している気がします。
吸引式万年筆の普段の手入れについて
吸引式万年筆に関しては素人は自分で分解できないのでこまめに自分でメンテナンスする必要が有ります。
頻繁に使用している場合でも水の蒸発によりだんだんと内部のインク濃度が高くなってしまいますし目に見えない紙のクズがペン先の間に詰まってくることもあります。なので使用頻度にもよりますが月に一回程度はインクを使い切ったときに適当に水を出し入れして内部を洗浄するようにしましょう。
インクの色を変更する場合であれば極力内部のインクをすべて洗い流す必要がありますが同じ色を入れる場合であれば軽く洗浄するだけで十分なので気軽に洗浄をしましょう。
当然ですがスーベレーンのような吸引式の万年筆にセーラーの極黒などを入れて放置などしてしまうと取り返しがつかなくなるので絶対にやめましょう。その点吸引式万年筆に合わせるインクとしてはペリカンのブラックインクの耐水性のなさは逆に適しているといえるかもしれません。
外観の美しさやイメージはどんな感じ?
ペリカンのベースカラーは黒がほとんどですがこのカラーは珍しいホワイトベースのカラーになっています。普段から売られているカラーとしてはM400のホワイトトータスがありますがM400以外ではラインナップに入っていませんしホワイトカラー+縞という組み合わせは限定カラーだけになっています。
外観としては白ベースに美しいターコイズカラーなので女性にもおすすめです。
軸のメインの縞はこんな感じです。明るい水色で普段のラインナップとは少し異なるイメージがあるかもしれません。
薄めの明るい色なので中のインクの色によっては少しイメージが変わるかもしれません。
一番定番カラーの緑縞と比べるとこんな感じになっています。
色以外に違いは無いのですがこうして並べてみると雰囲気がかなり違うことがわかると思います。黒がベースになっている緑縞はシックで落ち着いたイメージなのに対してホワイトカラーのこともあり軽やかで美しいイメージです。
ペン先はどちらも同じものがついていますが白と黒では少しイメージが違うかもしれません。
同じ金色のリングでも黒ベースにつけば落ち着いた中にワンポイントのアクセントになりますし白ベースにつけば輝きが増すような気がします。
ターコイズホワイトというカラーについて
ホワイトベースに縞軸の限定カラーは実は初めてではありません。
というのも数年前に発売された白にピンク縞のスーベレーンピンクストライプが発売されたのですがこちらは予約分だけでほとんどが完売したというレアモデルですぐに入手が困難になったモデルです。
今回のターコイズホワイトはこのこともあったからか限定生産の本数が500本に対して1500本になっているので比較的入手しやすくはなっていますが完売になっている店舗も多くこちらのモデルは早めに購入しないと完売になってしまう可能性も高いと思います。
因みに僕はペンハウスで購入しましたがtwitterで発売開始を見てすぐに注文しましたが翌日にはほぼすべての太さが完売していたように思います。
まだAmazonなどでは売っていたので欲しい人は早めに入手した方がいいかもしれません。
個人的にはペリカンの限定カラーはマーブル模様のものが多く縞軸の限定カラーは珍しいのでペリカンといえば縞軸という人にもおすすめできる万年筆です。