AMDのCPUは数年前高性能なものがあまりなくハイスペックマシンを作るならIntelといった感じでしたが最近では高性能な製品も販売されAMDを選択する人も増えているのではないでしょうか?

AMDを使うといってもインテルを利用する自作パソコンとの違いはCPUとマザーボードのパーツ選びだけであり、組み立て自体もマザーボードにCPUを取り付ける作業とCPUクーラーを取り付ける作業以外に違いはありません。

AMDはインテルに比べ低価格で高性能なCPUを購入することができるので予算を抑えてハイスペックマシンを手に入れたい人には特におすすめです。ただし最新GPU、Ryzenを使用する場合はGPUが含まれていないためグラフィックボードが必須になることは注意しておく必要が有ります。

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CPU

Ryzenシリーズは多数のコアを備えたハイスペックモデルを安価に購入できることが大きな魅力です。値段を最大に抑えて性能を最低限にする場合はグラボを使わない構成をインテルで組んだ方がいいかもしれませんがある程度のゲームもでき、日常の様々な用途でストレスを感じないハイスペックマシンを手軽な価格で手に入れたい場合にはAMDCPUが非常におすすめです。

ある程度万能なマシンを組みたい人におすすめなCPU

AMD CPU Ryzen5 1600X

二万円台で6コア12スレッドを備えた非常にコストパフォーマンスの高いCPUです。インテル製品で同じ6コア12スレッドとなるとCore i7 8700Kあたりになり価格も4万円円半ば程度とほぼ倍ぐらいの値段がかかってしまいます。

これを見るだけでどれだけAMDがコスパの優れた選択肢であるかということがわかると思います。現在は1600との価格差もほとんどないので基本的にはこちらを選ぶのがおすすめです。

AMD CPU Ryzen5 1600

上記のCPUの安価版ですね。コア数は同じなので性能に明らかな差はありませんがクロック周波数が異なります。値段に差があればこちらも選択肢に入るのですが値段に差が無いのでしたらわざわざこちらを選ぶ理由はあまりないでしょう。

最新ゲームも遊びたい人や動画編集や3D編集を行う人におすすめなハイスペックCPU

最新ゲームをフルスペックで楽しみたい人にもおすすめなCPUももちろんあります。此方も基本的に同性能程度のインテルCPUと比較すると安く購入することができます。

ここで紹介するのはすべて8コア16スレッドという驚きの性能を持ったCPUです。

AMD CPU Ryzen7 1800X

8コア16スレッド、3.6GHzという超ハイスペックなCPUです。とはいえ5万円いかで買えるのでコアなゲーマーや仕事で動画編集を行う人は買ってみてもいいでしょう。

AMD CPU Ryzen7 1700X

3.4GHzと上記のCPUより少しは劣りますがコア数は変わらないですし価格差も大きいのでこだわらない人であればこちらで十分だと思います。

AMD CPU Ryzen7 1700 with WraithSpire 65W cooler AM4

ベースクロックが3.0GHzで上記CPUと差があるにも関わらず価格差が小さく見えるので1700Xの方がお徳にみえるかもしれませんがこちらのモデルはクーラーが付属しているのに対して上記二つのCPUにはクーラーが付属していません。

オーバークロックする人が多いことやや元々の性能が高いゆえに発熱が高くなりがちで市販の強力なクーラーを利用すること前提になっています。

なので価格を抑えたハイスペックゲームマシンを作るならこのCPUもおすすめです。

超ハイスペックを求める人は「AMD Threadripper 1950X」!!

16コア32スレッドの化け物CPUです。ここまでこだわる人はあまりいないと思いますが購入すれば文句なしの性能を楽しむことができるでしょう。

Amazonのレビューの評価は低めですが読めばわかるように批判は商品の性能ではなく価格に対してです。日本で販売するときの代理店価格とアメリカで購入する際の価格差に対する不満が評価を下げているだけで性能に対する批判ではありません。

因みにAmazon.comで購入すれば日本への送料や関税はかかってしまいますがそれでも1万円以上の差がでそうなので買いたい人はAmazon.comで個人輸入することをおすすめします。

過去にグラフィックボードや衣類等を個人輸入したことがありますが日本のアマゾンと使い勝手はほぼ変わりませんし使ってみて特に困ったことはありませんでした。使いかたはそのうち記事にするかもしれません。

米アマゾンの価格は以下のリンク先を参考にしてください。

CPUクーラー

基本的にクーラーはインテルのものもAMDの物も差がありません。取り付けの金具の形は異なりますが基本的に市販されているクーラーは両方のパーツが付属している場合がほとんどです。

とりあえずおすすめの市販のクーラーを載せておきます。

定番のクーラーです。クーラーにこだわりがなくしっかりと冷えて欲しい人であればとりあえずこれを選んでおけば大丈夫です。

高くてもいいので確実にがっつり冷やしたいのであればこのクーラーがおすすめです。空冷のクーラーでは最強クラスの冷却能力があるでしょう。

しかしながら大きさはかなりのもので重量も結構あるので小さめのケースで組む場合にはパーツやケースとの干渉に注意する必要があります。

マザーボード

インテルに比べると少し数が少ない印象ですが価格自体は安い気がします。

マザーボード選び時の注意点としてはRyzenシリーズは非常にハイスペックでコストパフォーマンスが高いのですがGPUを内蔵していません。

なのでマザーボードに映像の出力端子がついているモデルを購入したとしても端子を使用することができないことは覚えておきましょう。(グラボが必須です。)

ATXマザー

最低一つはグラフィックボードでPCIExpressスロットを使用するので何かと増設したい人は大きめのマザーボードを選んだ方がいいです。

ただATXマザーで組むとどうしてもケースも大きくなりがちなので自分の利用用途に合わせて選択する必要があるでしょう。例えばm.2端子が無いマザーボードで内部無線化したい場合等はスロットを利用することも多いので自分の目的に合わせて選択する必要が有るでしょう。

ASRock AMD B350チップセット搭載 ATXマザーボード AB350 Gaming K4

ハイスペックゲーミングマシンでも十分通用するコスパよしなマザーボードです。設置スペースに問題がないなら非常におすすめです。

ASUS AMD X370搭載 マザーボード AM4 Socket対応 STRIX X370-F GAMING

予算に余裕があるならこちらもおすすめです。拡張性も十分ですしAsusのマザーボードは安定性も有る気がします。

MicroATXマザー

ASUS AMD A320搭載 マザーボード Socket AM4対応 PRIME A320M-K

とにかく安く組みたいという人におすすめな安価なマザーボードです。チップセットはA320ですが最低限の構成で利用する場合はほとんど関係ありませんしグラボを積んでも少しの拡張の余裕はあるので予算を抑えつつ小型のハイスペックマシンを作りたい人におすすめです。

ASRock AMD B350チップセット搭載 Micro ATX

チップセットにもこだわりたい人にはこちらもおすすめです。

超小型MiniITX

ASRock AMD B350チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード AB350 Gaming-ITX/ac

残念ながらAMDようのITXマザーは数が少なく選択肢が少ないですが小型かつゲーミングに耐えうるハイスペックマシンを作りたいならこのマザーボードを使うのがおすす
めです。

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メモリ

メモリはおそらく体感で一番性能差を感じやすいパーツだとおみます。

現在の環境で利用するならストレスなく使いたいなら最低でも8GBは欲しいところです。MicroATX,MiniITXを利用する場合させるメモリが二枚しかないので大容量が欲しい場合一枚で大容量の物を用意する必要があります。

FD販売 デスクトップPC用メモリ PC4-19200

予算を抑えるならこの辺りがおすすめです。正直メモリはどれを選んでも大した違いがないのでこだわらない人は安いものでいいと思います。

CORSAIR DDR4-2666MHz デスクトップPC用 メモリモジュール VENGEANCE LPX

グラフィックボード

Ryzenを使うなら必須です。最新ゲーム等を高画質で楽しみたいのであれば高性能なものが必要になりますが気にしない人はある程度の物でも十分ですよ。

GT1030

ブラウザゲームレベルであればこの程度でも十分すぎます。軽い動画編集程度でも困ることは無いので一般的にはこれを買っておけば問題ないと思います。

GTX 1050Ti

ゲームをやる人でも画質にこだわらなければこのクラスでも基本的にはほとんど困ることがありません。

これ以上になると値段も跳ね上がるので普通に考えるハイスペックマシンが欲しい程度であればこのクラスを買っておけば十分でしょう。

グラボの長さは基本的に長い方が冷却面で有利ですがケースが小さい場合はいらないこともあるので事前にケースに入るのか確認したうえで長いものを選ぶのがいいと思います。

GIGABYTE ビデオカードGEFORCE GTX 1050Ti搭載 GV-N105TWF2OC-4GD

MSI GeForce GTX 1050 Ti 4G OCV1 グ

GTX 1070

このクラスになるとほとんどの状況で十分でしょう。もちろん上を見ればまだありますがその分予算も跳ね上がるのでこの辺りで抑えるのが無難です。

発熱の関係もあり使用する場合はATXケース等を選ぶのがいいでしょう。

STRIX-GTX1070-O8G-GAMING

このクラスになると国内外の価格差も気になってくるので興味がある人は米アマゾンものぞいてみることをおすすめします。

国内では買えないEVGAあたりに手を出してみるのも面白いですよ。ちなみに電源等も三口端子が必要になりますが普通に日本でも使える商品沢山あるので一緒に買ってみるのもいいかもしれません。

電源

高いものになると中のパーツに日本製を使っていて安定性があったりコードが取り外し可能で扱いやすかったりといったことがあります。

電源はパソコン全体の寿命にも影響するので節約の為にジャンク品を選んだりあまり知らないメーカーを選んだりするのは避けた方がいいでしょう。

玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS Silver 750W

Seasonic G Series 750W SSR-750RMS

気になる人はネット上で評価の高いSeagate製の電源もおすすめです。

ケース

ケースはさほど性能に関係しないので各自で好きなものを選べばいいでしょう。

個人的なおすすめケースは以下の記事でもまとめているので参考にしてください。

OS

Windows10になるでしょう。メモリが4G以下は不便すぎるので基本的には64bitを選びましょう。

普通のパッケージ版を購入してもいいですが安く抑えたい場合はDSP版を選択するのもおすすめです。DSP版はDVDなのでインストールには別途DVDドライブが必要になります。

ネット上には悪質なコピー品も多く出回っているので信頼できる出品者以外からは購入しないようにしましょう。僕は基本的に実店舗で買うかAmazonが販売発送する商品しか購入しません。

ドライブ

大きめのケースを使用してDVDドライブ等をないぞうするつもりならブルーレイ対応品がおすすめです。

せっかくいいマシンを作るならBDを楽しんだり書き込んだりできた方が使い道が広がります。またソフトが付いてくるものがありますが映像再生ソフトは個別で買うと高いのでソフト付がおすすめです。

まとめ

新シリーズは非常にハイスペックパーツが比較的安価で購入できるのでゲーミングマシン等を作ってみたい人にもおすすめです。

CPUの取り付け方法ぐらいしかインテルで組むと気との差が無いので初心者でもさほど困ることは無いでしょう。インテルのcpuと違いピンがcpu側についているのでcpuの取り扱いはインテル以上に注意しましょう。

価格を抑えられますしハイスペックマシンも十分に作れるので気になる人はAMDでの自作にもチャレンジしてみてください。

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