万年筆を使っていて気になることの一つはペン先の状態ではないでしょうか?
M800のペン先の形から初期状態では書き出しにカスレが生じていたことを以前書いたと思いますがそのようなペン先の状態は肉眼では確認できないのでルーペ等で確認する必要があります。
ルーペは本当に必要か?
万年筆を使っていく楽しみの一つとして自分の手にどんどんなじんでいき使いこむにつれてどんどんと書きやすくなっていくところがあります。
このようなことが起こる理由は自分の筆記角度に併せてペン先の丸い部分のイリジウムがだんだんと削れてきて自分の筆記角度に合わせた癖がついてくることも理由の一つです。
このようなペン先の変化は書いていても感じるとは思いますが目に見えたほうが楽しくもっと使いこもうと思うのではないでしょうか?
他には万年筆の不調を感じたとき自分でずれなどに気が付けばそれ以上使わずにペンクリニックにもっていくなどといった判断をする助けにもなります。
どのルーペがおすすめなのか?
ルーペはいろんなメーカーのものがありますしそれに伴って値段も違いがあります。また倍率にも違いがありどのルーペを選べばいいのか少し迷うのではないでしょうか?
個人的には万年筆のペン先を確認する程度の用途であれば10倍のルーペぐらいで十分だと思います。
倍率が10倍ぐらいがおすすめの理由として個人的に整備ができるのならともかく眺めるだけなら10倍でも十分ペン先を確認することができますし倍率が高いものを使うと見たい場所を探すことやピントを合わせるのに手間取りやすいからです。
この点10倍であれば程よい倍率なので使いやすいですしほかの用途にも転用しやすいです。
どのルーペがおすすめなの?
シンプルに以下のルーペを使っています。
はじめは別のもう少し倍率が高いものを使っていたのですがレンズが小さく使いにくかったのと倍率が大きすぎて目的の場所を写すだけでも大変だったのでこちらを購入しました。
このタイプであれば万年筆以外はおくだけでピントが合うように作られているので他の用途にも転用しやすいです。
他の使い道は?
時計の電池交換の際のボタン電池の文字を読んだりするのにも使用しています。
他にも電子工作をする人は小さな文字を見ることも多いと思うので一つあると便利ですよ。
とりあえず机の上においておけば何かと使えると思います。
ルーペは購入するべきか?
正直なところ万年筆を使うだけであれば別に必要がありません。
とはいえ他にも便利な筆記具がある中で万年筆を使っている人はある程度万年筆そのものが好きな人が多いと思うのでそのような人はより楽しく万年筆を使うためにも購入してみるのもいいと思います。
太字の万年筆などはペン先の変化も見やすいので使いこめているのが自分でもわかって楽しいですよ。
とりあえずルーペが一つあると便利ですしそう高いものではないので気になる人は試してみてください。