ベアボーンキットとはケースやマザーボード、電源が一体型になって売られている半完成品の自作キットで商品によって足りないパーツを自分で選んで追加することができます。

ベアボーンキットの特徴としては半完成品なので無駄なスペースが極力排除されており同スペックでバラバラにパーツを組合す場合に比べるとより小型化を目指せる点にあります。

またあらかじめ想定されているパーツを取り付けていくだけなので作業そのものも簡単な傾向があり自作パソコン初心者であっても作りやすいという特徴もあります。

主にCPUも一体型になっているものとCPUも自分で搭載できるものの違いがありますがどのパーツを自分でつけられるかは商品によってことなるので購入前にしっかりと確認する必要があります。

スポンサーリンク



  1. ASRock Intel H110搭載 ベアボーンPC Desk Mini 110/B/BB

    一押しのベアボーンキットです。ACアダプターを電源にすることで本体はかなりの小型化が可能になっています。本体の寸法は155×155×80mmとなっており15センチ程度の正方形に8センチの厚みととてもコンパクトになっています。
    そのコンパクトさ故VESAマウントにも取り付けられるようになっており場合によってはテレビの背面に設置しておくなんて使い方も可能になります。
    このコンパクトさのわりに2.5インチハードディスクあるいはSSDを二つ取り付ける場所もありm2スロットも完備しているのでm2ssdを用いた高速化や無線LANカードを取り付けての無線化も楽しめます。
    欠点としてはチップセットがH110でありメモリも2スロットしかないので一定以上の高性能化はしにくいところですね。小さいこともあり当然グラフィックボードなどの取り付けもできません。
    このキットを使った自作例は以下の記事も参考にしてください。

  2. Shuttle XPC ベアボーンPC XH170V

    こちらもおすすめのベアボーンキットです。縦置きも想定されているベアボーンキットで200×240×72mmとDesk Miniと比べると少し大きくはなりますが立てることを考えるとほとんど差はないと言えるでしょう。
    DeskMiniはリテールクーラーの仕様を前提としているのに対してこちらの商品はケースにCPUクーラーも備え付けられています。
    またメモリはDDR3Lが2枚取り付けられるようになっており最大8G×2の16GBのメモリを搭載することができます。
    こちらもm.2端子が搭載されているのでm.2ssdを取り付けることも可能ですし内部無線化も可能になっています。
    チップセットがH170なのでRAID構成も可能になっておりスリム光学ドライブも設置可能です。上記より高い分少し性能は上になっていますがその分値段も少し高いので財布との相談になるでしょう。

  3. Shuttle 小型ベアボーンPC ブラック XH110G

    ShuttleのベアボーンキットですチップセットはH110ですがSkyLakeにも対応しており第七世代のPentium等も搭載することができます。
    大きさは幅200×奥行き250×高さ78㎜となっています。
    このキットの最大の特徴はPCI Express x16スロットが搭載されていることで小型ながらグラフィックボードも搭載することができることです。
    とはいえ電源がACアダプターの180Wになっているので余りハイスペックなパーツを搭載するのは難しいでしょう。
    小型でありながら簡単なゲームが動くパソコンを組んでみたいというときにおすすめなベアボーンキットです。

  4. Shuttle ベアボーンPC XPC cube Intel LGA1151対応 SZ170R8

    こちらは少し方向性の違うベアボーンキットです。大きさは幅216×奥行き332×高さ198㎜とmini-ITXケースとさほど変わらない大きさになっていますが組み込めるパーツの性能をかなり高めることが可能なキットになっています。
    メモリはDDR4を4スロット分最大16GB×4枚で64GBまで搭載可能になっています。一般的なminiITXマザーボードは2枚までが基本なので4枚搭載できるのはとても大きいでしょう。
    またMini PCI Expressハーフサイズも搭載されているので内部無線化も可能ですしM.2 type M keyも搭載されています。
    内部米には3.5インチベイが4つも搭載されているので大量のハードディスクを搭載することも可能です。
    またチップセットがZ170なのでオーバークロックも可能でもあり電源も80PlusSilverの500Wが搭載されているのでハイスペックなパーツを組み合わせても問題ありません。
    もちろん大型グラフィックボードも組み込めるので小型でありながらハイスペックなゲーミングパソコンを作るといった欲張りな目的にも答えてくれるベアボーンキットになっています。
    miniITXを使うと限界がある高性能化をベアボーンキットという形で実現してくれたハイスペックなベアボーンキットとなっています。

    このベアボーンキットのメリットが薄れてしまいますが希望するならマザーボードを自分の好みのminiITXマザーボードに換装することも可能になっているので使い方次第でいろいろ試すことができると思います。

  5. Intel NUC Celeron搭載 小型PCベアボーン

    最後はインテル純正のベアボーンキットです。115mm x111mmx51mmと超小型のベアボーンキットになっておりCPUはCeleronJ3455が標準搭載されています。
    自分で取り付けるのはメモリDDR3L SODIMMが2枚まで(最大4G×2)と2.5インチストレージだけとなっています。ただ使用できるメモリに制限があるのでよく調べてから購入するように注意してください。
    Celeronであることから負荷のかかる作業はできませんが簡単な書類を作成することやインターネットサーフィンや動画視聴程度であれば問題なく動くでしょう。メインで使うのではなくサブ機として持ち運びもできるとにかく小型のマシンという用途でつかうならとてもおすすめできる商品です。

以上がおすすめのベアボーンキットです。ベアボーンキットは普通のパーツをバラバラに買ってくみ上げる自作パソコンでは作れないマシンを作成できるキットなのでやりたいことがあるけれどできないとなったときには一度ベアボーンキットの中から自分の目的に合った物がないか探してみるのも一つの手段だと思います。

ベアボーンキットもパーツなどの性能の向上に合わせてどんどん進化しているのでたまにはチェックをしておくことをおすすめします。

2019年度版はこちら⇒超小型パソコンを作ろう!!おすすめベアボーンキットランキング2019年版

スポンサーリンク