ニューバランスのM1400は非常に日本で人気のあるモデルです。

その理由としてはこのモデルは他のモデルに比べて日本人の足に合いやすいからとのようで日本人がニューバランスで自分に合うスニーカーを探すときの選択肢必ずと言っていいほど出てくるモデルです。

今回はそんなM1400のサイズ感や履き心地について紹介したいと思います。

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基本的にニューバランの幅は狭め

別にニューバランスに限ったことではないのですが欧米人向けに作られたスニーカーは幅が狭めであり足の幅が広めの傾向がある日本人が履く場合はサイズを上げて対応する必要が有ることが多いです。

実際のところ僕自身もニューバランスの靴を買うときには実測サイズよりも一センチ上げて購入することが多いです。これは別に細身のモデルに限らずML574のようなモデルでも同様です。

M1400は足回りに余裕がある

これが最大の特徴です。外見上では行くほど差があるようには見えないのですが実際のところ足回りが広めに作らていることがわかります。

この特徴により普通であれば足の周囲を合わせるために一センチ上げる必要が有る場合でもハーフサイズ上げるだけで全く問題なく履くようなことができます。足幅が少し迫目で在ればジャストサイズを選んでも問題ないでしょう。

サイズを上げれば問題ないとは言えサイズを上げてしまうとどうしてもつま先部分に空間ができてしまいます。そのような不都合も起こるので基本的には出来ればぴったり目で履いた方が快適なのは間違いありません。

M1400は実際に幅に余裕があるのか?

結論から言うと事実でした。僕は普段他のすべてのニューバランスで一センチ上げて履いているのですがM1400を一センチ上げて履いて見たところ足が場に余裕がありすぎて歩くと踵が浮いてしまいました。

それでハーフサイズだけ上げたものを試してみたところ今度はぴったりでした。当然ながら長さもより近くなっていますのでつま先の余りも少なめになっています。

M996と比較して

定番同士かつアメリカ製同士の二つのモデルを比較してみました。

0.5センチしか変わらないので見た目にはほとんど差がありませんがほんの少しだけM996の方が長いことがわかると思います。

木型の違いでM1400はつま先にかけて太めという特徴もあり全体的な大きさのイメージでいうとM1400の方が大きいように見えるぐらいです。

実際に履いて見た感じも0.5センチ下にも関わらず幅だけで考えればM996とほぼ変わらないあるいは少し余裕があるぐらいです。

足の幅が欧米人のように細い人以外でジャストサイズで履きたいのであればM1400が絶対におすすめです。

アウトソールはどちらかといえばM996が町用、M1400が悪路用といった感じになっていますがそこまで差はないように思います。

おまけ

後姿はどちらも似ています。

M1400のデザインは?

定番モデルだけありいい意味で奇抜さがなく落ち着いたデザインです。

手持ちのM1400は限定カラーなのであまり見かけませんが形そのものは定番モデルと変わりません。

シンプルなデザインなので色にもよりますがジャケットスタイルなどのフォーマル寄りな格好をしていても問題なく合わせられますしもちろんカジュアルな格好にも合います。

なので服との組み合わせを意識せず履きやすいので使用する機会は多いと思います。

ネックは値段であり色違いでいくつもというのはなかなか勇気がいるので合わせやすさを重視するのであれば派手な色は避け、グレーやブラック、ブラウンなどのどんな服装にも合わせやすいカラーを選んだ方がいいように思います。まあ定番モデルは合わせやすいカラーしかないので好きなものを選んで大丈夫でしょう。

似たモデルであるM576との違いは?

どちらもかかと部分に厚紙が張られていることもあり立モデルと比べると踵部分がある程度硬くしっかりしている印象です。

アウトソールの形といいM576と類似点が多い気がします。デザインを比較してみても少し似ているでしょうか?

どちらもアメリカ製でほぼ同じ程度のM576の違いとしては先ほど紹介したようにM1400の方が圧倒的に足の幅に余裕があるので日本人でできるだけ足にフィットさせたいのであればM1400を選んだ方がいいでしょう。

またミッドソールにも違いがあります。M1400は開発当時の技術力では量産ができなくM1500の方が先に発売されたという話があるように特殊なENCAPとCCAPの複合ソールになっていますがM576は単純なCCAPでできています。

履き心地などを考慮するとM1400の方がおすすと言えると思いますがENCAPに使われているポリウレタンは加水分解の恐怖があるのでできるだけ長い時間履き続けたいという場合であればウレタン未使用のCCAPを使ったM576を選ぶのもいいかもしれません。

とはいえ良く履く場合であれば履いていくうちにそこがすり減ってくると思いますし高価なモデルであれば公式にて有料でソールを交換してもらえるサービスも行っているようなのでそちらを利用するのもいいでしょう。

実際に履いて見た感じは?

他のモデルに比べて長さと周囲のバランスが釣り合っているので履いていてしっくりくる感じがします。おそらくこの辺りがこのモデルが日本人に人気があるところなのではないでしょうか?

厚紙がある分歩き始めは硬い感じもしますが履いていくうちに自分の足の形に馴染んでいくのでどんどん履き心地もよくなっていきます。イメージとしては革靴の中のコルクが足の形になる感じでしょうか?

因みにこれが中敷きの下にある厚紙です。

これが無い場合はそのまま縫い目が見えていて下のクッションの感じがダイレクトに伝わるのですがこの厚紙の効果で安定感が増します。もちろんこの上にインソールがあるので履いても硬いだけということはありません。

普通に歩く分にはそこまで特徴的な履き心地ではありませんが長時間歩いても足にかかる負担が少ない気がしますし何より疲れにくいです。衝撃を吸収する能力が高いので長い距離を歩く機会があるときに最適です。

まとめ

履き心地を追及する人が選択するべきニューバランスのうちのひとつだと思います。

単純な技術や歩いたときの驚きという意味ではM990v4などの方が上ですがデザイン上こちらの方が圧倒的に使いやすいですしそこまでとがった特徴は無いものの総合的な履き心地はM1400も劣っているとはいえません。

事実かどうかはわかりませんがネット上のうわさでは今年中に定番カラーの販売が終了するなんて話もあるので気になる人は手に入れておいた方がいいかもしれません。他のニューバランスは幅が狭いからちょっとという人にもおすすめできるほぼ唯一のモデルといってもいいので買って後悔することはあまりないのではないでしょうか。

サイズ選びに関しては普段ニューバランスを履いている人で足幅の為にサイズアップしている人であればハーフサイズ下げたものを選んでおけば問題ないと思います。僕の場合普段のニューバランスと同じサイズのものを履いて見ると少し大きく踵が安定しない感じがしました。

大きめを選んでも一番上まで紐を結べば安定させることはできると思いますがこのモデルをわざわざ選ぶのであればちょうどのサイズのものを選ぶのがいいと思います。

因みに定番カラーでスチールブルーだけ少し安いのはつま先部分がメッシュになっているからです。他のカラーはこの部分にもレザーがつかわれているのでその分少し高くなっているようです。

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