自作パソコンを作ってみたいと考える人はなぜそう考えるのでしょうか?
拡張性の話や後々のメンテナンスの話もありますが安くパソコンを手に入れたいからという理由の人も多いのではないでしょうか?今回は値段を安く組むとどのぐらいになるのかを考えてみたいと思います。
OSにお金がかかる?
自作パソコンを作るうえで絶対に必要になるものでお金がかかるもののひとつがOSです。
Windowsの場合OSは最低でも一万円以上はしますし基本的にはそれ以外の選択肢がないので一万数千円はパーツ選びに関わらず必要になってきてしまいます。
ここを押させたい場合はLinuxを使うという方法もありますが初心者は手を出すべきではありません。
無料なので当然ながらサポートは一切受けられないのでトラブル発生時には自分で解決しないといけませんしいろいろと難しくなってきます。
オープンソースだけあって技術の発展も目覚ましいのでよくわかっている人がつかう場合や詳しくない人がサブのパソコンを安く組んでそれで遊ぶといった用途で使うのであれば全く問題ないでしょう。
よくわからない人が安いというだけでメインで使うパソコンに使うと後悔しますし様々なトラブルが発生する可能性があるので絶対にやめましょう。
実際のパーツ構成
CPU
セルロンは安いが性能がいまいちといったイメージでしたが最近の全体的なCPUの能力の向上により普通の使用用途では十分すぎるぐらいの性能があります。
10年近く前に作ったCore2duoの自作パソコンもありますが現在でも問題なく動きますしこのCPUはそれよりも性能も高いです。
Skylakeのセルロンを選択するとさらに1000円程度安く購入することができますが価格を抑えてグラフィックボードを積まないことを前提にするためグラフィック性能が強化されているこちらを選択しました。
マザーボード
μATXマザーボードです。PCIeレーンもきちんと備わっているので後からグラフィックボードを増設したり、無線機能を増設したい場合やUSB端子を増設したいとなったときにも対応可能です。
ITXマザーを選んでもいいのですがレーンの数の関係上拡張性がほぼないので後々いじりたい場合はμATXあたりにしておいたほうが無難です。
メモリ
現在メモリが高騰中なので安く抑えたければメモリもそんなに積めません。僕自身はネットサーフィンをするときにどんどんとタブを開いていくタイプなので最低でも8GBは無いとつらいですがその様な使いかたをする人以外であれば4GBでも大してこまることは無いでしょう。
メモリのレーンは2レーンあるのでとりあえず一枚差しておいて後ほど増設することは可能なので予算を押させたいのであればこれで問題ないでしょう。
記憶装置
SSDにすると値段が跳ね上がるのでHDDを選択しましょう。
余り大量のデータを保存するのでなければ500GBでも困ることはそうありません。動画を保存したりゲームをインストールするといった用途で使用する人以外はこちらでも問題ないでしょう
ただ余裕を持っておきたい場合は1000円程度の差額で1TBのハードディスクを購入できるのでそちらを選ぶのもいいでしょう。
ケース
一つ目のケースはこの価格でアクリルパネル搭載で自作感を味わえるケースです。シンプルなデザインが好きな人であれば下のケースを選ぶのもいいでしょう。
ケース選びについてですが今回の構成は低予算にするためハイスペックなパーツを選んでいない=必要電気量が少なく発熱が小さいといった理由によりファンの回転数も少なく音も小さめになります。
なのでそこまでケースの静穏性にこだわる必要はないと思います。
電源
とにかく安いのでこちらを選択。当たりはずれはあるみたいですが僕も二年近く使用していますが今のところ何の問題も生じていないのでいいのではないでしょうか。
この値段で80plusの認定もついていますしお徳だと思います。
windows
安さを追求するならDSP版ですがパッケージ版は32bitと64bit両方を選べるうえUSBでインストールできるというメリットがあります。あまりつかわないからDVDドライブはつける気が無いという人であればこちらを選択するのもありでしょう。
マザーボードやモニターのドライバをインストールするのにCDを使うことが必要になる場合もありますが基本的にインターネット上でダウンロードできるので付属のCDがなくとも何とかなります。
DVDドライブをつけるなら
この商品がおすすめです。同じものをつかっていますがついてくるソフトも意外と使えますしDVD等を楽しむのであればこの辺りをつけておいてもそんはありません。
外付けのドライブよりも安定性がありますしこの構成は取り付けるスペースがあるので必要であれば内蔵するのがおすすめです。
まとめ
記事作成時(2018年2月2日時点)でのアマゾンの価格でOS込で43000円程度で作れる構成です。
これでもネットサーフィンやオフィスソフトの利用といった一般的用途では十分機能しますしゲームで合ってもブラウザ上で動くようなものであればある程度は問題なく動くと思います。
一度作ってみるとパソコンのハードの組合せの仕組みは理解できますし楽しくもあるので興味のある人は是非チャレンジしてみてください。