インテルの第八世代CPUが発売されました。

最新CPUのCorei7の特徴は何といっても6コア12スレッドであること。今までもインテルのCPUで6コアのものはあるにはありましたが一般向けではないグレードでありチップセットも特別なものが必要だったためマザーボードの価格もとても高かったこともあり基本的にとても敷居が高いものでした。

今回は普通の人でも手が出せる範囲の値段で発売され必要なマザーボードも一般向けなものでありながらこの性能を獲得するに至りお金がかかるとはいえ常識の範囲内で超ハイスペックマシンを作れるようになりました。

とはいえそこそこの費用で作るマシンには向かないので費用を抑えたい人はCorei3あるいはCorei5で自作するのがおすすめです。今までの一つ上のグレード程度の性能があるのでこれらで作っても素晴らしいマシンが作れます。構成は下の記事でまとめました。

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CPU

今回のメイン部分ですね。Corei7にもオーバークロックモデルと非オーバークロックモデルの二種類がありその価格差は7000円です。

二つのCPUの違いはクロック数やオーバークロックに対応しているかの他オーバークロックモデルにはCPUクーラーが付属しません。オーバークロックを行う場合は付属のリテールクーラーの性能では足りないのでオーバークロックモデルにはクーラーが付属しません。

またカタログ上の消費電力にも30Wの差があるので節約を求める場合は非オーバークロックモデルを購入するのがいいでしょう。

Intel CPU Core i7-8700K

文句なしの最強スペックのCPUです。6コア12スレッドに加え定格定格3.70GHzオーバークロック時4.70GHzという化け物CPUです。

今回の注目株ですね。本音を言うと最新CPUで自作するならこのCPUを使ってみたい人がほとんどなのではないでしょうか?

文句なしのスペックなので非常におすすめです。

またこのCPUを使用する場合はクーラーを別に用意する必要があります。

Intel CPU Core i7-8700

Corei7の非オーバークロックモデルですね。少しでも予算を抑えたい場合あるいはオーバークロックを一切行わないのであればこちらを選択するのでも構いません。

しかしながら現状選択できるマザーボードがオーバークロックに対応しているものがほとんどなこともありこの程度の差額でこちらを選択すると後々後悔することがあるかもしれません。オーバークロックをすぐに行わなくとも可能な環境を残しておくことで性能に余裕が生まれるのでこれだけの予算をかけるのであればケチらずオーバークロックモデルを購入するのがおすすめです。

現在ではAmazonや楽天をはじめパソコン工房などの専門店でも在庫がないようなのですぐに欲しい人は実店舗で在庫を探すことになるでしょう。見つけ次第リンクを追加します。

CPUクーラー

オーバークロックモデルには前述のようにクーラーが付属しないのでクーラーを別に購入する必要があります。クーラーは小さなものから巨大なもの、水冷まで幅広く存在しますが手を出しやすい空冷式の物からおすすめの二つを紹介しておきます。

虎徹 Mark II

ロングセラーモデル虎徹の最新モデルですね。

予算も抑えめで冷却性能も優れているコストパフォーマンスに優れる商品です。

CRYORIG CPUクーラー デュアルファン サイドフロー R1 ULTIMATE

巨大なCPUクーラーです。本当に大きく重いクーラーですがその分冷却性能は非常に優れており希望すればもう一つファンを増設することも可能です。

一万円程度しますがその価格の価値はあり非常におすすめ。僕自身もゲーミングマシンに使用していますが重量もすごいこともありつっかえ棒で支えて使用しています。(使わなくても使用できますがマザーボードがたわむのが嫌なので。

下は僕のゲーミングマシンの写真です。大きさの参考にしてください。

マシン

グリス

CPUクーラーにはデフォルトでグリスが付属していますがより冷却性能を高めたいのであればグリスを別に購入するのもおすすめです。グリスはある程度の頻度で塗り替える必要があるので塗り替え時に変更してもいいですがそのあたりは好みで決めて下さい。

グリスは注射器型の物の方が分けて使えますし使う量も調整しやすいですね。以下二つは僕が実際に使っているおすすめのグリスです。

MX4

お勧めの人気商品です。入っている量も多いので複数のパソコンを持っている人にもおすすめです。

逆に使い切りサイズを探している人には少々多すぎるかもしれません。

ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス Kryonaut 1g

非常に優れた冷却性能を持つグリスです。僕も上の写真のゲーミングマシンではこのグリスを使用しています。

ちなみに上の写真のゲーミングマシンのCPUCorei7-6700Kです。

メモリ

16GBは欲しいところです。ただ前回の記事でも書きましたが現在のメモリの価格は少々高騰気味です。

上の写真のパソコンを組んだのは去年の夏ですがそのときは16GBメモリ二枚で17000円程度でした。現在は二倍程度の価格が一般的になってしまっています。

なのでとりあえず8GBあるいは16GBメモリを一枚だけ使用しておき値段が下がってから追加するのもおすすめです。

グラフィックボード

このグレードのCPUを使用するのであればグラフィックボードを導入するべきですね。

費用を抑えるのであればGTX1050Tiがおすすめです。もちろんより上位モデルを選べば性能は上がりますが費用もぐっと上がってしまいます。

予算を抑えたいのであればGTX1060まででしょうか。ちなみに僕はGTX1070を使用しています。

ASUS NVIDIA GeForce GTX1050TI搭載ビデオカード オーバークロック メモリ4GB PH-GTX1050TI-4G

GIGABYTE ビデオカードGEFORCE GTX 1060搭載 GV-N1060WF2OC-3GD

ASUS R.O.G. STRIXシリーズ NVIDIA GeForce GTX1070搭載ビデオカード オーバークロック メモリ8GB STRIX-GTX1070-O8G-GAMING

ASUS R.O.G. STRIXシリーズ NVIDIA GeForce GTX1080搭載ビデオカード ベースクロック1670MHz STRIX-GTX1080-A8G-GAMING

マザーボード

マザーボードはいくつか種類がありますが高価なものになれば使用しているコンデンサーが日本製になったり音の能力など細かいところが強化される他オーバークロックに最適化されたりと能力が強化されています。

ASRock Intel Z370 チップセット搭載 ATX マザーボード Z370 Pro4

一般向けの価格帯のマザーボードです。

一般使用であればこのマザーボードで十分でしょう。

ASUS Intel Z370搭載 マザーボード LGA1151対応 PRIME Z370-A

オーバークロックを本格的に試すのであればオーバークロックに最適化されたこちらのマザーボードも選択肢に入ります。

Intel Optane Memory

ハードディスクを高速化するキャッシュメモリとして使用することでハードディスクやSSDの高速化が図れます。

これにより大容量の記憶容量を持ちながらもある程度の速さを持っているパソコンというSSDオンリーでやろうとするととんでもなく高価になってしまう組み合わせをハードディスクと組み合わせることで達成可能になりました。

ハードディスクを利用することで耐久性の問題もクリアできるという素晴らしい技術です。

ゲーミングマシンを作成するのであればこの最新技術を導入するべきです。ゲームデータは容量も大きいのでSSDでインストール用メディアを用意するのは予算上厳しいものになります。

ハードディスクの高速化を図れるのでゲームをしたい人であれば導入するべきです。

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電源

電源はお金をかけるべきパーツです。おすすめはSeasonicの電源ですね。

もちろん他の電源を選んでも構いませんがこれだけパーツにお金をかける以上安物を選んでパーツを壊すようなことは無いようにしましょう。

オウルテック 【80PLUS GOLD取得】 HASWELL対応 ATX電源ユニット 新規採用FDB(流体軸受け)12cmファン 5年間新品交換保証 セミモジュラーケーブル Seasonic G Series 650W SSR-650RMS

予算をほどほどに抑えるならこちらがおすすめです。

オウルテック 80PLUS GOLD取得 HASWELL対応 ATX電源ユニット 5年間交換保証 フルモジュラーケーブル Seasonic X Series 650W SS-650KM3S

電源コードの本数が多くよりきれいにコードを整理したいのであればこちらがおすすめです。

パーツを守る機能も充実しているんので予算に余裕があればこちらの電源がおすすめです。

記憶装置

Optaneメモリを導入するのであればハードディスクもおすすめの選択肢になります。

SSDを選べばより速くなるのはもちろんなのですが手に入れやすい価格帯のSSDはその耐久性能に少し不安があります。万一の時にデータが壊れて泣く可能性をさげたいのであればハードディスクを選ぶのがいいと思います。

ハードディスクを使用する場合であればRAID構成を構築することも選択肢に入れることができます。もしSSDを使用したいのであれば場合こまめなバックアップを取るかMLCを用意しましょう。

WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 3TB WD Blue WD30EZRZ/AFP SATA3.0 5400rpm

ADATA SSD 256GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用

PCケース

PCケースはいろいろあるのですが直接性能に影響するわけではないのである程度は好みで選びましょう。

しかしながら安いものであれば見た目の他に音が漏れやすかったり組み立てが困難だったりといった問題が生じることがあるのでそのリスクは知っておく必要があるでしょう。

おススメケースを挙げておきますが他のおすすめケースが気になる人は以下のリンク先も参考にしてください。

IN WIN USB3.1 Type-C フロントI/Oコネクタ搭載 強化ガラス製サイドパネル採用 805C Black/Gold (型番:IW-CF05G 805C-Black/Gold)

今自分がつかってみたいケースです。中のパーツが外から見える構造になっているので配線などはこだわってきれいにまとめる必要もありますがかっこよさは抜群です。

LEDシールを取り付けるなどしてもいいでしょう。

Fractal Design Define R5

堅実性を重視するならこのケースがおすすめです。上の写真のケースもこのケースです。

静音性のに優れており裏側に配線をまとめられるので見た目がすっきりとした自作パソコンを作成するのも簡単です。

OS

Optane Memoryを使用する場合はWindows10 64bitが必須です。それを抜きにしてもメモリの認識上限のこともありWindows10 64bit以外の選択肢はないでしょう。

一般的なパッケージ版を購入するのが普通ですが予算をできるだけ抑えたいのであればDSP版がおすすめです。DVDでインストールするという違いはありますがインストールしてしまえば使い勝手に違いはありません。(建前上付属パーツを一緒につかわないといけない決まりはありますがまあ・・・。)

Amazonや楽天で在庫がないときは

新パーツが登場してすぐはAmazonなどでは在庫切れになってしまうことも多いです。

そんな時はドスパラやパソコン工房などの専門店を覗いてみるとお得な価格で購入できることもあります。

【ドスパラ】パーツ・周辺機器は5,000円(税込)以上で送料無料!

パソコン工房【公式通販サイト】

パーツが買えるサイトに関しては以下の記事も参考にしてください。

まとめ

Corei7は非常に優れたCPUなので最新ゲームを快適に利用できるパソコンが欲しいのであれば本当におすすめなCPUです。

もちろんCPUの能力だけ高くてもパソコンの性能は劣るので必ずグラフィックボードやメモリをしっかりと用意する必要が有ります。

今までCoreXシリーズでしか手に入らなかった6コアが身近になりよりハイスペックマシンを組み立てられるようになったのでハイスペックを追い求める人には日所におすすめなCPUです。

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