とうとうインテルの最新CPUであるCoffeeLakeシリーズの一般販売が日本でも開始されました。

新CPUの最大の特徴は今までの同グレードと比較してコア数が増加していることです。コア数が増えることはある意味CPUの数が増えたことにも等しく並行処理できる能力も大幅に上昇したといえるのでさらにハイスペックなマシンを作成できるようになります。

今回考えた構成はそんな新シリーズの中で一番手が出しやすい価格帯のCorei3を使用したある程度の価格の安さと高性能を併せ持った小型パソコンです。

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新CPUを使って自作するときの注意点

新CPUの対応するソケットのピン数は1151で今までと変化がないのですが残念ながら旧シリーズのチップセットとの互換性がありません。

それゆえ手持ちのマザーボードや今までに発売されたマザーボードに最新CPUを搭載しても動かすことができません。

なので最新CPUで自作パソコンを作成する場合は必ず最新CPUに対応するチップセットZ370を搭載したマザーボードを選択する必要が有ります。

CPU

今回のメインテーマでもある最新CPUを使用していきます。今までの一般の中の最高ランクであったCorei7のコア数は4コアでしたが今回のシリーズではCorei3で在りながら4つのコア数を備えるようになりました。

これによってさすがに全シリーズまでのCorei7に及ばずともi5を超える性能のCPUをCorei3のモデルの価格で手に入れられるようになりました。これによって安価で在りながらゲーミングにも使用できるハイスペックマシンの作成が可能になりました。

今回はCorei3には二つのモデルがラインナップされています。値段に伴って性能も上昇していますが普通に使用する分には価格差ほどの性能差があるかは微妙なところでしょう。

Intel CPU Core i3-8100 3.6GHz 6Mキャッシュ 4コア/4スレッド LGA1151 BX80684I38100【BOX】

最新モデルの中で一番安価なモデルです。Corei3で在りながら4コアを備えており3.6GHzのクロック数と完全に全シリーズのCorei5の非オーバークロックモデルを上回っています。

それで在りながら価格はi3価格の一万円台と非常にコストパフォーマンスの優れたCPUといえるでしょう。

Intel CPU Core i3-8350K 4GHz 8Mキャッシュ 4コア/4スレッド LGA1151 BX80684I38350K【BOX】

i3のオーバークロックモデルです。上記非オーバークロックモデルとの価格差は8000円近くとかなり高めになってしまっています。

オーバークロックをする場合は付属のクーラーでは性能不足になることもありクーラーも付属しておらず別にCPUクーラーも用意する必要もあります。

個人的にはオーバークロックをしてまで使用するCPUならより上位モデルを使用した方が旨みがあると思うのでこちらを選択する理由はあまりないと思います。

ほとんど変わらない価格で6コアを持つCorei5を購入可能なのでそれを考えてもあまりお勧めはしないです。

Intel CPU Core i5-8400

予算に余裕があるならCorei5を選択するのもおすすめです。6コアと文句なしの高スペックでゲーム用マシンにも最適です。

これを書いている時点でAmazon価格は4万円を超えていますが品薄に乗じたぼったくり価格なので買わないように。2万4000円以下あたりが適切な価格です。

マザーボード

チップセットも一種類しかなくCPUが発売してすぐなこともありまだ十分なマザーボードの数がそろっておらず特に安価なものはほとんどありません。

今回はCorei3で作るパソコンということもありそんな中で比較的値段も控えめなMicroATXマザーをチョイスしました。

GIGABYTE GA-Z370M D3H M-ATX

GIGABYTEのMicroATXマザーです。デフォルトでHDMI出力もしっかりと備えています。

また日本製の高性能なオーディオコンデンサーも備えており高音質な音を楽しむこともできます。m2SSD用の端子も備わっています。

大容量ハードディスクを高速化することができるインテルの最新技術であるIntel Optane Memoryにも対応しておりマシンのさらなるハイスペック化が望めます。

メモリー

CFD販売 デスクトップPC用メモリ PC4-17000

最低でも8GBのメモリは欲しいところです。本音を言うと16GB合った方が他のパーツのスペックを十分に発揮できるでしょう。

ただ現在メモリが値上がり傾向にあるので無理に大容量メモリを買わずに8GB一本あるいは4GB二本を差しておいて値段が下がってから追加するのもおすすめです。

Intel Optane Memory

ハードディスクを高速化するキャッシュメモリとして使用することでハードディスクやSSDの高速化が図れます。

これにより大容量の記憶容量を持ちながらもある程度の速さを持っているパソコンというSSDオンリーでやろうとするととんでもなく高価になってしまう組み合わせをハードディスクと組み合わせることで達成可能になりました。

ハードディスクを利用することで耐久性の問題もクリアできるという素晴らしい技術です。

グラフィックボード

もしパソコンでゲームを楽しみたいなら必要になります。ゲームや動画編集を行わない人であれば必要が有りません。

ゲームはゲームでもブラウザ上で遊ぶゲームであればオンボードのスペックで問題ないと思います。あくまでパソコン上で動作させる3Dゲームに必要になります。

お勧めのグラフィックスボードはNVIDIA のGTX1050Tiです。値段は少ししますが性能は非常に高くコストパフォーマンスに優れたグラフィックスボードです。

メーカー自体は正直どこを選んでも大差ないのでデザインの好みで選べばいいでしょう。ただし大きなものを選んだ場合ケースによっては干渉して組み込めないことがあるのであらかじめ長さを注意しておきましょう。

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記憶装置

optaneメモリを導入するのであれば大容量ハードディスクを選択しましょう。

導入せずにSSDを選ぶという選択肢でも構いませんが合計金額に大した差はありませんしメインドライブに容量があるに越したことはないので導入してハードディスクを使った方がいいとは思います。

電源

今までのパーツでグラフィックボードを搭載したとしてもすべてで300ワットもいかないぐらいだと思うので余裕をみて500W~600W程度の容量の電源を用意すれば問題ないでしょう。

自作パソコンはどのパーツにお金をかけるべき?ケチってはいけない重要パーツ!!でも書きましたが電源で予算を抑えすぎて安物を使いすぎると何かあったときに怖いのである程度のものは選んだ方がいいと思います。

個人的には以下のものがおすすめです。

電源にこだわりたい人であれば評判の高いSeaSonicを製のもの選ぶのもいいでしょう。此方を選ぶ場合はコストを抑えるためにも電源の容量を抑え気味にするのもいいと思います。

価格とのバランス的には550Wあたりがいいでしょうか。

PCケース

PCケースは性能に直接影響しないので自分の好みのケースを選んでも問題ないと思います。

注意しなければならないのはケースの大きさによっては中のパーツとの干渉でうまく組み立てられないことが有ることです。

MicroATXケースではあまりみませんがATX電源が使えないケースもありますし長いグラフィックボードや大型CPUクーラーが干渉することもあるのでそのようなパーツを選ぶ際はケース選びも注意する必要が有ります。

デザイン性を求めるなら以下のケースもおすすめです。

他のMicroATXケースでおすすめのものは以下の記事にまとめているので気になる人は見てみてください。

OS

Optane Memoryを使用する場合はWindows10 64bitが必須です。それを抜きにしてもメモリの認識上限のこともありWindows10 64bit以外の選択肢はないでしょう。

一般的なパッケージ版を購入するのが普通ですが予算をできるだけ抑えたいのであればDSP版がおすすめです。DVDでインストールするという違いはありますがインストールしてしまえば使い勝手に違いはありません。(建前上付属パーツを一緒につかわないといけない決まりはありますがまあ・・・。)

Amazonや楽天で在庫がないときは

新パーツが登場してすぐはAmazonなどでは在庫切れになってしまうことも多いです。

そんな時はドスパラやパソコン工房などの専門店を覗いてみるとお得な価格で購入できることもあります。

【ドスパラ】パーツ・周辺機器は5,000円(税込)以上で送料無料!

パソコン工房【公式通販サイト】

パーツが買えるサイトに関しては以下の記事も参考にしてください。

まとめ

最新CPUは全シリーズのいとつ上のランクよりも性能が高いような素晴らしいCPUが安価に購入できるのでこれから自作する人は是非導入してほしい素晴らしいCPUです。

もちろん最新CPUのCore i7-8700Kなどは素晴らしい性能がありかなりのハイスペックマシンを作成することも可能ですがそれにふさわしい他のパーツと組み合わせると必要な予算も跳ね上がるので一般的な人はこの辺りがバランスがいいのではないでしょうか。

最新パーツで最高ランクを組み合わせても数年たてばミドルグレードの組合せに追いつかれるのが自作パソコンなのでこの辺りが価格と性能のバランスがいいような気がします。

最新CPUはどれを選んでも素晴らしいパソコンを組み立てられると思うので今は自作するのに最適なタイミングでもあると思います。

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