今まで現行パーツの小型パソコンや中型、ゲーミングといろいろと紹介してきましたが今回は自分でバラバラに選ぶときにおすすめなパーツを各パーツごとに紹介していきたいと思います。
今回は要となるCPUの中でもインテルのものを紹介していこうと思います。
基本的にパーツをおすすめする際に参考にしている価格はこの記事を書いた時点でのAmazonの価格です。Amazonのパーツは最安価のものが多いのでこうしています。
どこにお金をかけるべきなのか?
理想を言えばすべて最高のパーツで組むのが一番いいに決まっていますが残念ながら予算には限りがあるのである程度自分の財布と相談しながら妥協していく必要が有ります。そんな時にどこのパーツにお金をかけるべきなのか悩む人もいるのではないでしょうか?
それぞれの目的ごとに変わってくるのですが対して目的がない場合どうすればいいのか悩むことになるでしょう。
結論から言うとCPU,グラフィックボードからお金をかけていくのがよいということになります。ただしグラフィックボードはゲームや動画編集をやる予定がないならそもそも選択しないのでCPUからお金を使いましょうということになります。
とはいえ一つだけ突出させても能力を生かしきれないことがあるのである程度は価格的にもバランスをとった方がいいとは思います。
CPUの選び方
末尾についている記号「K」はオーバークロックモデルであることを示しています。記号なしよりはオーバークロックをしない状態の素のスペックも少し優れています。「X」もオーバークロック可能なことを示しています。
より上の性能が欲しい人向け(発売したての新CPU)
正直この領域になるとこのパーツを選ぶこと自体が趣味になる領域です。仕事で使うとき以外は使用する機会はあまりないでしょう。
とはいえ以前は20万円以上していたものがある中でこの程度の価格に落ち着いているので手が出しやすくなっていることは確かです。趣味で動画編集や3Dモデリングなどを活発に行う人にも手を出しやすくなったのではないでしょうか?
とはいえソケットもハイエンド向けの専用ソケットになっているので低価格向けのマザーボードを使用することはできないので合計金額あh大きく上がってしまうことは覚悟しておきましょう。
次に紹介する3つのCPUはメモリチャンネル数も4となっているのでメモリをどんどん差したい人にもおすすめですね。
Intel CPU Core i9-7900X 3.3GHz
つい先日発売された高性能CPUです。以前開発が続いていたからか第七世代のKabyLakeではなく第六世代のSkyLakeのCPUになっています。遂に登場したCorei9ですね。
仕様ソケットはハイエンド向けソケットのLGA 2066となっています。
価格は10万越えですがオーバークロックが可能で素のクロック数3.3GHzでコア数は驚きの10コア20スレッドと最上位モデルの名に恥じない優秀な性能です。ブースト時は4.3GHzとのことです。
僕の記憶ですとこのクラスのCPUは20万円くらいしていたはずなので価格的にも手に入れやすくなっていると言えるのではないでしょうか?
このクラスを購入する人はいろいろと下調べをすると思うのでさわりしか説明しませんがこんなCPUもあるんだという参考にしてください。
Intel CPU Core i7-7820X 3.6GHz
上記のCPUの少し安価なモデルですね。コア数は8で16スレッドとなっています。
素のクロック周波数は3.6GHzですがブースト時は4.3GhzとCore i9-7900Xと変わりません。これもLGA2066を使用します。
Intel CPU Core i7-7800X
これは五万円以下と購入しやすい価格帯になっているのでハイエンドモデルに興味があって組んでみたいという人でも手を出しやすいCPUになっています。コア数は6個の12スレッドですね。
素のクロック周波数は3.5Ghzでブースト時4GHzとなっています。
ソケットはLGA2066ですね。
第七世代CPU
ここからが一般的なCPUになります。ソケットはLGA1151で上記のCPUと比べると安価なマザーボードが多いです。上記との大きな違いは上記のCPUが4チャンネルでメモリを8枚差すことができるのに対してここからは4チャンネルなのでメモリが4枚までしかさせません。
それでも一般使用では十分すぎるので気にする必要はないですね。
Intel CPU Core i7-7700K
ゲーミングパソコンなどで最高のパフォーマンスが欲しい場合はこれを選ぶといいでしょう。最後のKはオーバークロックもでるの証ですがCorei7-7700が3.6GHzなのに対してこちらは4.2GHzとなっています。
コア数も4コア8スレッドあるのでパフォーマンスはかなり優れています。
価格差は5000円以内なのでわざわざCorei7-7700を買うくらいなら思い切ってこちらを買ってしまった方が言いと思います。
Core i5-7500
Corei5にもオーバークロックモデルのCorei5-7600Kが存在しますがCorei5で組むパソコンにオーバークロック用のマザーボードや冷却性能を用意するのは疑問が残りますしベースクロックも大した差がありません。
こちらはコア数4の8スレッドですね。物理的なコア数はi7と変わりませんが仮想コア数が半分といったところです。クロック数も3.4GHz と優秀です。
価格もは5000以上あるのでどちらを選ぶかというとこちらをおすすめします。5000円と聞くとそんなに差が無いように思うかもしれませんがさらに5000円と少し足すとCorei7-7700を買うことができます。CPUというものはそのように一万円以内の価格差でどんどんと性能を上げていけるのでせっかくCorei5を選ぶと決めたならこの辺りが価格的性能的にベストなチョイスでしょう。
7600Kを買うならもう少し貯金してCorei7を買うことをおすすめします。
このCPUを使った構成例はこんな感じです。
Intel CPU Core i3-7100 3.9GHz
2コア4スレッドとコア数が上記と比べ半分になっています。しかしベースクロックは3.9GHzと優秀ですね。
現在の状況でi3を選ぶならこのCPUになります。
Intel CPU Pentium G4560
価格を抑えたパソコンを組むなら一押しのCPUです。コア数は2コア4スレッドで3.5GHzとi3とほとんど差がないにも関わらず価格はおよそ半額とコストパフォーマンスに優れたCPUです。
価格を抑え気味にそこそこの自作パソコンを作りたいならぜひ選んでみて欲しいCPUです。僕もベアボーンキットを使った自作パソコンで使用しました。
まとめ
以上現行のCPUでそれぞれのグレードでおすすめを紹介しました。基本的にはKabyLakeのCPUを中心におすすめしています。
第六世代のCPUも販売されていますが基本的にこのようなパーツ類は細かい差を含めて新しく出たものが優秀なのが基本になっているので今買うなら第七世代を選ぶべきだと思います。
幸いにしてソケットも1151と第六世代と同じなので第六世代向けに構成したパソコンでもあらかじめBIOSを新しいものに更新しておけば最新CPUに換装しても使えることがほとんどです。
自作パソコンを組むことはパソコンのハード面の知識も身について楽しいですし何かと役に立ちます。自作パソコンを組んでいるとノートパソコンのパーツ交換なども抵抗なく気軽にできるようになると思います。
作業自体はドライバー一本あればできる程度の簡単なものなので興味のある人は是非試してみてください。