ベアボーンパソコンはケースとマザーボード電源などがデフォルトでセットになっているもので専用の設計になっているおかげでバラバラにパーツを購入して作る自作パソコンよりも遥かに小型になったり安く購入できたりする自作パソコンの中でもおすすめの方法の一つです。
2019年はインテルCPUを使用するベアボーンキットを中心に紹介しましたが今回は今流行りのAMDCPUを使って組めるおすすめのパソコンを紹介していきたいと思います。
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ASRock AMD A300
ベアボーンキットといえばすぐに思い浮かぶイチオシのベアボーンキッドです。
現在IntelのCPUの不調とAMDの好調が重なり自作界隈ではAMDを選択する人も増えていますがこのベアボーンキットを使えばAMDCPUを使い手頃な価格で通常使用の範囲では困ることがないぐらいハイスペックなマシンを作ることができます。AMDモデルではありませんがインテルモデルのこのシリーズを過去に使用して自作したこともありますがとにかく小型でありながら作るのも簡単で非常にコストパフォーマンスの良いマシンです。
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ASRock Ryzen ベアボーンキット 4X4 BOX-R1000M/JP
つい最近発売されたイチオシのベアボーンキットです。
価格は上記DeskMini A300よりも高くなりますがこちらはAMD Ryzenがデフォルトで搭載されているのでCPUの分の価格差と考えると高くもないという印象です。DeskMiniよりもさらに小型になり手のひらサイズのパソコンが組めますが小型化を追求している都合上自分で追加できるのはメモリと記憶媒体ぐらいです。2.5インチベイ、M2スロット両方搭載されているのでM2 SSDを使用することも可。
映像出力端子もHDMI端子×1,DisplayPort×2と充実でトリプルモニタ出力にも対応しているとのこと。
またWifiもintelの802.11ac,にBluetooth4.2と隙がない構成です。これだけ詰め込まれていて別途用意する必要があるのはメモリ、SSD、OSぐらいなので非常に手頃な価格でハイスペックな超小型パソコンが作成可能です。
このサイズなら持ち運んで好きなところでモニターにつなぐといった使い方も可能です。自作の醍醐味のCPUの選択肢等がないということで2位にしましたが用途次第ではA300よりも選びたい非常におすすめな商品です。 -
Shuttle SH370R6V2
小型なのにとてもハイスペックという欲張りな構成で自作したいというある種のマニアにおすすめできるベアボーンキットです。
インテルの第8世代、第9世代に対応しておりこれらの中からハイスペックなCorei7,Corei9といったCPUも選択することが可能です。
メモリスロットも4本あり、PCIeスロットも完備で小型のハイスペックゲーミングパソコンに必須のグラフィックボードの搭載も可能です。
小型化したときに大型クーラーを使用できないことによるCPUの排熱問題にもオリジナルのCPU冷却機能が備わっており小型+ハイスペックの夢の組み合わせが実現可能。
出力もデフォルトでHDMI,Displayportが備わっていますしグラボを使う場合はそちらでつなげます。
M2,PCIeのSSDも搭載可能でゲーミングパソコンに必要な数テラのHDDをInteloptaneメモリで加速させるということもできるので小型ゲーミングパソコンに最適なベアボーンキットと言えるでしょう。また5インチベイも存在するのでドライブの搭載も可能です。
価格は少々高価ですがケース、マザーボード、電源、クーラーの価格と考えると十分許容範囲ですし普通では難しい小型ゲーミングパソコンを組めると言うメリットを考えると妥当だと思います。 -
インテル BOXNUC8I5BEH
インテルの定番オンボードベアボーンです。
これだけ小さな中にintelCorei5が搭載されており別途用意する必要があるのはメモリ、ストレージ、OSだけです。
超小型でありながらCPU性能も悪くないのでGPUが必要になる作業以外は割と何でもできるスペックを持っておりモニターさえあれば手頃な価格でハイスペックを求める人にもおすすめできますし作業自体も簡単なので少しだけ自作の気分を味わいたい人にもおすすめできるキットです。 -
ASRock DeskMini 310
The定番のベアボーンキットですね。
発売が古いこと、今のおすすめはAMDCPUで価格差、作業差がないことからA300のほうがおすすめという理由でこの順位ですがDeskMini自体は素晴らしいベアボーンなのでインテルで組みたいんだと言うこだわりがある人には未だにおすすめできる素晴らしいキットだと思います。 -
インテル BOXNUC7CJYH
先程紹介したインテル純正のベアボーンキットのCorei3搭載の廉価モデルです。
高負荷の作業をしないのであればCorei3でも過剰レベルですしそもそもこのシリーズはゲーム用途としては使えないので一般ユーザーであればこちらのほうがおすすめかも知れません。 -
インテル BOXNUC7PJYH
よりやすさを求めるならこちらも選択肢に入るでしょう。
昔のCeleronならともかく最近のものは馬鹿にできない性能がありますしインターネットサーフィン、Officeソフトの仕様ぐらいなら十分すぎるスペックがあると思います。価格も手頃に組めるので特定の作業のためのセカンドPCとしての自作もおすすめです。
まとめ
今の主流がAMDにあるという個人的な感想からAMDCPU対応のベアボーンを多く紹介しましたがどれも非常におすすめですし、SH370R6V2は小型でありながらハイスペックなガチ目のゲーミングパソコンも組めるという夢のあるキットです。
ベアボーンはあまり新製品が発売されず少しさみしい分野でもありますが普通ではできない自作を楽しめるものなので興味があればぜひ手を抱いてみてください。また自作難易度もすべてのパーツを自分で考え、作業量の多い普通の自作パソコンより圧倒的に簡単です。