インテルの第八世代CPUが登場してから一年以上たち第八世代対応のベアボーンキットの数もそろい始めています。

ベアボーンキットの特徴はケースやマザーボードをセットにして販売することで一般的な自作パソコンよりもはるかに小さなパソコンを作ることができるキットです。また元々完成形がある程度決まっていることもあり自作パソコン初心者でも簡単に作成することができることも強みです。

反面大型のグラフィックボードや大型CPUクーラーといったパーツを搭載できないことが多いためハイスペックなゲーミングマシン等を作るのは少し難しい面もありますが3Dゲーム等をしないのであれば小型でお洒落でハイスペックなパソコンをある程度安価で作れるのが嬉しいポイントです。

最新CPU等を使いたい場合はこれらを使うのがおすすめですが第七世代等のCPUを使っても十分優秀なパソコンが作れますし価格も安価に手に入れられることも多いため性能にこだわらない人はそれらを使って作るのもおすすめです。気になる人は以下も参考にしてみてください。

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  1. DeskMini 310/B/BB

    第七世代で作るベアボーンキットランキングでも紹介した個人的に一押しのベアボーンキットの最新版で第八世代CPUに対応しています。このベアボーンキットの特徴は何よりその小型性です。また小型で在りながら無線化等が用意になるように設計されています。

    テレビの後ろ側のVESAマウントに固定することも可能なので大画面のテレビを使ってYoutubeやAmazonのプライムビデオなどを楽しみながらいろいろ調べ物もするといったリビングルームの共用パソコンとしての使いかたもおすすめです。

    欠点を上げるとインテルのリテールクーラーを使用すること前提の設計になるため付属クーラー以上の冷却性能が必要になるハイグレードのCPUを使うのには向かないところぐらいだと思います。

    パーツ構成が変わるだけで基本的な作り方に変化はないため組み立て方が気になる人は以下の記事も参考にしてください。

  2. DH310

    こちらも第八世代CPUに対応したベアボーンキットです。小型なのはDeskMini 310と同様ですがこちらは横に広く厚みを抑えているのが特徴です。

    ただこちらは少し価格が高いことからもわかるようにより高性能なマシンを組むことができるキットになっています。Core i7-8700/8700Tの使用も想定されているようでメモリも16GB×2枚の32GBまで搭載可能と高度なグラフィック処理が必要な作業以外は問題なくこなせるハイスペックマシンも作れます。

    USB端子は2.0、3.1がそれぞれ二つづつの4つに対応しており外付けハードディスクなどを利用しても余裕があります。

    映像出力端子としてもDisplayPort、HDMIがともに搭載されており最大60fpsの4K出力にも対応しておりデフォルトで二画面出力も可能になっています。

    VESAマウントも搭載されておりDeskMini同様テレビと一体化することも可能ですが小型で薄型に加え前面にヘッドフォンやマイク端子、SDカードスロットに前述のUSB端子4つがまとめて備わっているため机の上にモニターと一緒におけばノートパソコンのようにスペースを足らずに作業することも可能になるでしょう。

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  4. SH370R6

    こちらは少し目的が変わり最新のゲームを楽しみながらもできるだけ小型のパソコンを作りたいといった需要に対応するベアボーンキットになっています。

    このキットの最大の特徴はMini ITXケース程度のサイズでのパソコンでありながらハイエンドなグラフィックボードや専用のヒートパイプを用いたクーラーによって発熱量の多いハイエンドCPUも問題なく搭載できる点です。

    またメモリスロットも4つ搭載されており最大64GBのメモリを搭載可能です。また3.5インチハードディスクを二台搭載可能で2.5インチベイも存在するためOS等をSSDに入れてゲームをハードディスクに録画するといった使いかたも可能でヘビーユーザーでも満足できる拡張性を備えています。

    大型CPUクーラー等にこだわらないのであれば大型のタワーケースで作るゲーミングマシンと同等の性能を持ったパソコンを小型ケースと同様の大きさで再現できるためハイスペックなゲーミングマシンは欲しいが置くスペースが難点という人にもおすすめできるケースです。

    価格は少々高いですがマザーボードに電源、ケース、クーラーがまとまっていることを考えるとハイエンドマシンを作ると考えるとそう高いものでもないように思います。

    全体的にスペースが狭いことや使用できるグラフィックボードの大きさに制限がある(=ファンが大量についているものを使えない)ことを考えると、大型のクーラーを使用できないことから夏場なども安定した動作する最高スペックのパーツが集まったマシンが欲しい場合はタワー型の大型ケースを使用することをおすすめします。

  5. BOXNUC8I3BEH

    約10センチ四方4に5センチの厚みという驚きの小ささのパソコンが作れるインテルの定番のベアボーンキットです。

    このキットの特徴は第八世代のCorei3が搭載されていることで別途保存用のストレージ及びメモリを用意するだけでハード面は完成します。また使用には別途アダプターケーブルが必要になる点は注意が必要です。

    本当に小さなパソコンを作ることができるため持ち歩いて先々のモニターに映すといった使いかたも可能です。

    メモリを差してストレージを用意するだけなので自作パソコンを作るといった感じにはなりにくいですが自分でOSのインストールを行う必要があり買ってそのまま使えるパソコンではないことは覚えておきましょう。

  6. BOXNUC7PJYH

    より安価で割り切って低価格、低消費電力を求めるなら選択肢に入るでしょう。ネットで調べ物をしたりオフィスソフトを使ったり動画鑑賞程度しかしない使いかたで手のひらサイズで場所をとらない小型マシンが欲しい人におすすめなキットです。

    上記の製品もそうですがデフォルトで内蔵無線LAN、Bluetoothが備わっているためそれらを別途用意する必要もありません。

    CPUはPentiumで基本的な性能はありますし一般的なユーザーであれば困ることはあまりないでしょう。こちらも別途電源ケーブルが必要になります。

    Amazonの販売ページではCeleronになっていますがPentium Silver J5005 です。

まとめ

まだまだ第八世代に対応したベアボーンキットは少ないです超小型マシン、およびハイスペックで在りながら小型マシンを作ることができるキットはそろっているため困ることは無いかと思います。

最後に紹介した二つはある程度性能や拡張性を割り切って使うものなのでセカンドマシン以降向けです。自作初心者がいろいろパーツのことを勉強しながら自作パソコンに挑戦してみたい場合は初めの三つから用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

2020年度版できました!!

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