BTOパソコンでパソコンを買おうと思っている人は自作するのには少し不安があるなぁと思っている人も多いと思います。そんな時に困るのがBTOパソコンのパーツ選びです。

メーカーの用意した選択肢から選ぶので相性などを考える必要はありませんがどのパーツをハイスペックにすればいいのかなどはなかなか難しいところです。今回はそんなパーツ選びを各パーツの用途別の重要性についても触れながら説明していきたいと思います。

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価格は?

基本的にメーカーの設定した標準のパーツが決まっておりそれをそのまま選ぶのが一番簡単で安くなります。その状態から自分の必要なパーツをグレードアップしていくのですが勿論グレードアップすればするほどその価格も高くなりますので合計金額も高くなっていきます。

勿論そのまま選んだ方が安くなりますがそのまま選ぶ場合は場合によってはBTOではなく普通のデスクトップパソコンとして買った方が安くなる場合もあります。そのあたりは自分の目的に合わせて臨機応変に対応していくのがいいでしょう。

今回はメジャーなBTOパソコンメーカー4社を比較してその価格などを参考に説明していきたいと思います。

BTOパソコンを選ぶ理由は?

大量のパーツを仕入れて製品を作っていることもあり個人で別々にパーツを選んで買ってきて組み立てるよりも合計金額が安くなる場合があります。特に選択される可能性の高い安い売れ筋のパーツはお徳に選べる可能性があります。
またすべての組み立てをメーカーが行ってくれるのでパーツの初期不良や組み立て時のミスによるパーツの破損を恐れる必要がありません。

自作パソコンはパーツ選びが自由なためよくわからない状態でパーツを自分で選んでしまうと使えない組み合わせを選んでしまう可能性があります。また自作する難易度が上がる省スペースパソコンなども組んでもらえるので組み立てに自信が無い場合も選ぶことができるでしょう。

反面欠点としては突き抜けたハイスペックを目指す場合パーツのグレードアップ費用がものすごいことになる可能性があること。基本的に全体的にハイスペックでそろえるなら自分で組んだ方が安くなります。

またそれだけのハイスペックを求めるユーザーの場合後々どこかしらのパーツに不満が出て交換したいという気持ちが出てくる可能性が高いのでそれならば初めから自分で組み立てて構成の仕組みを知っておくことをおすすめします。

また外見も選べるケースが限られるので選択肢が少なくなります。市販のPCケースは沢山のデザインのものが発売されているので見た目にもこだわりたい人は自作した方がいいのかもしれません。

パーツの基礎知識

パーツの細かい知識については過去の記事で説明しているのでそちらを参考にしてください。

パーツのグレードアップの基準

それではパーツのグレードアップの基準について説明していきたいと思います。それぞれのパーツごとにどんな影響があるのかを簡単に説明していきますが基本的にはバランスが大事です。

例えば安いマザーボードにハイスペックCPUを乗せるのはもったいないですしグラフィックボードだけ最高級のものを使ってCPUが安物の場合、グラフィックがよくなったことのせいで増えた演算にCPUがついていけなくなる可能性があります。

  • マザーボード
  • CPU
  • グラフィックカード

上記三つのパーツはどれか一つだけ突出させてもせっかくの性能が無駄になることがあるのでバランスを考えて構成しましょう。あとは電源ですね。

グラフィックカード等を足してCPUの性能を上げてとやっていると必要な電気容量が増えるのでデフォルトのままでは足りなくなることがあります。なので必要に応じで電源もグレードアップする必要が出てくるでしょう。

CPU

パソコンの演算をつかさどる重要パーツです。インテルとAMD二社がありますがどちらがいいということは無いのでスペックと価格を考えて自分で決めればいいと思います。因みに近年はAMDの勢いがあるのでMADを選んでみるのもおすすめです。

同じBTOパソコンの中でどちらのCPUも選択肢に入っていないのはIntelとAMDでは使えるチップセットが変わってきてしまい使用するマザーボードもそれにともなって変わってくるからです。

不安な人はインテルを選んでおけば間違いないでしょう。

現行パーツはとてもすぐれているのでゲームをやる場合でも最高画質でプレイしたいなんてとき以外はCorei5もあれば十分な性能を発揮すると思います。

CPUクーラー・グリス

高価なCPUを選ぶとしょぼいクーラーでは冷却性能が劣るので大型のものにする必要があります。選んだCPUによっては変更してもよいでしょう。

グリスに関してはグレードアップする価値は無いです。水分が抜けていくこともありグリスの性能は長く使ううちにだんだんと落ちていきます。なのでその都度塗り替える必要があるものなのでグリスまでこだわる人は自分でよさげなグリスを買って初めから塗り方を覚えていった方がいいでしょう。

正直どのメーカーもグリスのグレードアップは高すぎる印象を受けます。

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マザーボード

チップセットで性能はある程度決まりますが自分でカスタマイズすることが少ないと思われるBTOパソコンではさほど重要なパーツではないので基本的には基準となるパーツを選んでおけば問題ないでしょう。

注意するとすれば小型パソコンなどを購入して後々メモリなどを買い足したいという気持ちがある場合です。せっかくメモリを買い足しても差す場所が余っていなければ当然使うことができません。将来パーツを拡張していく予定があるならそのマザーボードの端子の数などを調べておいた方がいいでしょう。

メモリ

重要パーツです。正直現代のインターネット環境やソフトのことを考えるとストレスの無いパソコンライフを送りたいのであれば最低8GBは必要だと思います。

メモリはパーツ交換や増設の中で最も難易度の低いものの一つだと思います。なのでグレードアップの価格差によれば自分でべつで購入して自分で差した方が安く済む場合も多いです。

ただしデュアルチャンネルを構成したい場合は注意です。同じ規格のメモリでないと行えないので例えばBTOメーカーの4GBメモリに自分買った4GBメモリを足すといった場合は出来ない場合が多くなります。もちろんついてきたメモリを外して自分で買ったメモリ二枚を使う場合は可能ですよ。

なのでデュアルチャンネルを構成したいときは素直にもう一枚追加で申請しましょう。

グラフィックボード

3Dゲームを楽しみたい場合には必要になるでしょう。GTX1050あたりがコストパフォーマンスに優れていると思いますがそれ以上は自分のやりたいゲームの性能に合わせて選んでいけばいいと思います。

こちらも後々自分で交換追加しやすいパーツなので後から買い足してもいいと思います。もちろん小型パソコンなどではつけるスペースが無かったりするのでもともと追加できるかは調べておく必要はありますよ。

ハードディスク/SSD

どちらを選ぶかは好みです。SSDを選んだ方がパソコンの起動速度やファイルへのアクセス速度は増します。

書き込みを繰り返していく場合の耐久性能はHDDの方が優れているので使い方によってはハードディスクの方がおすすめになることも多いでしょう。こちらは交換すると内部のデータなどを移す作業も必要になり少々交換難易度が高い部類なので初めからグレードアップする優先度は高めになると思います。

パーティション分割

不要でしょう。手間賃としては高すぎますしやり方さえわかれば自分でも簡単にすることができます。

仕組みなどをわかっていることは後々役に立つので興味がある人は自分でやってみることをおすすめします。

電源

パーツ構成によって適宜変更します。パーツの必要とする容量に対して過剰な容量は無駄にしかならないので大きなものを選べばよいというものではないです。

基本的に合計必要容量の二倍もあれば十分です。

必要な大体の電力はエムエスアイ 電気容量計算機などで調べます。

内臓無線LAN

差し込み口さえあれば比較的簡単に自分で追加することはできます。アンテナとセットで4000円弱でしょうか。手間賃を足してそれに見合うなら追加してみてもいいと思います。

自分でやる場合は ぶつれびゅ TOP パソコン関係 Desk Miniを使って超小型パソコンを自作しました。!! Desk Miniを使って超小型パソコンを自作しました。!!の中で説明しているので参考にしてください。

その他周辺機器

DVDドライブやBDドライブ、カードリーダーなどは取り付けスペースさえあれば後から自分でも追加することができますし最近ではUSB接続で簡単に使えるものもあります。

なので後からでもどうとでもなりますが自分でつけるのには不安があるという場合などは価格と相談して追加してもいいでしょう。ケースファンの交換などもドライバ一本あればできる程度の作業なのでわざわざ初めからグレードアップする必要があるのかは疑問です。

使っていて不満があれば自分で買えるといった感じでいいでしょう。正直いいものを使ったからと言って劇的に変化が現れるパーツではないです。

OS

基本的にはWindows10 homeになるのでしょうか。homeとproのわかりやすい違いとしてはwindowsの更新のタイミングなどの細かい設定などが自分でできるかの違いです。

この辺りを自分でやりたい人(ある程度詳しい人)はこれが自分でできないとイライラすると思いますからアップグレードすればいいと思いますし、今言ったことがよくわからないという人はイライラすることも無いと思うのでhomeのままでいいでしょう。

オフィスソフトなどは別で買うよりは少し安くなることがあるので必要なら付けてもいいでしょう。しかしつける前にAmazonなどで価格を調べることは必須です。

まとめ

ケースの拡張性やマザーボードの端子などが調べてもわからない場合はメーカーに直接問い合わせるのが一番です。相手も高価な買い物をしてくれるかもしれないお客さん相手なので丁寧に説明してくれるでしょう。

あとゲーミングパソコン目的でBTOパソコンを注文する場合は出来ればタワー型の物を選びましょう。小型の方がスペース的にはいいのですが小さければ小さいほど熱が籠りやすくゲームなど負荷の高い作業をさせているときの安定性が下がりますし後々自分で触りたいとなったときに大きな方が作業もしやすいですし拡張性も高い場合が多いです。

のちのち後悔しないために少しでも疑問に思うところはちゃんと聞いておくのが重要だと思います。

おすすめのBTOメーカー一覧

パーツ選びの基準が決まったらいよいよ注文するメーカー選びです。以下はおすすめのメーカーですが絶対にここがおすすめというのは無いのでこのメーカーのケースがカッコいいからここにするというのも一つの選び方だと思います。

FRONTIER フロンティア

パーツ選びに入る前の種類が多いメーカーです。デフォルトの種類が多い=お徳に買える種類が多い(グレードアップはどのメーカーも割高)のため必要なパーツだけピンポイントに選べばお徳に購入できるメーカーです。

パーツ類のグレードアップ費用も良心的で初めて本格的なパソコンに手を出すのにもおすすめできるいいメーカーだと思います。

サイトは⇒【FRONTIER】

パソコン工房

よく見かけるパソコンパーツを中心に販売しているショップです。僕が初めて自作パソコンを組んだ時はパソコン工房の実店舗に訪れてパーツ選びなどを説明してもらいながら購入しました。

BTO販売メーカーとしては基本価格ラインナップが豊富に用意されている印象です。またOfficeソフトなどをプリインストールする選択肢も選べるためゲーム以外の用途にも使いたいという場合でマイクロソフトオフィスが欲しい場合は非常に助かると思います。(ソフト単体で購入すると結構な値段がするため)

サイトは⇒パソコン工房【公式通販サイト】

サイコム

こちらもBTOメーカーとしては有名だと思います。ここのBTOパソコンの特徴はOSがオプションになっていることです。

もちろんメーカーに入れてもらうことはできますがAmazonなどでメーカーの設定金額よりも安い値段で買うことができることも多いのでOSのインストールぐらいできるよという人は別途OSを用意した方が価格を抑えることができるでしょう。別の使わなくなったパソコン用にすでに持っている人はなおさらでしょう。

カスタムする前の選択肢は上記2社に比べると少なめですがその分迷うことは無いでしょう。カスタマイズ代金は比較的高めでメモリのアップグレードにもそこそこの値段がするので価格をできるだけ抑えるという用途には少し不向きかもしれません。

サイト⇒パソコン工房【公式通販サイト】

マウスコンピューター/G-Tune

最近Youtubeでよく広告を見るメーカーですね。

サポートの選択肢も豊富でオプションでMicrosoftOfficeをつけることも可能。カスタマイズ料金も抑えめとかなりおすすめできるメーカーです。必要に応じてモニターやマウス、キーボードなどもセットで注文できるので一つのメーカーで完結させたい人にもおすすめです。

サイト⇒マウスコンピューター

ドスパラ!

パーツショップとしても有名ですね。

BTOパソコンメーカーとしてはゲーミングパソコンに特化しており優秀なグラフィックボード付きのBTOパソコンを価格抑えめで作れる印象です。

カスタマイズ前の選択肢も豊富で最安価のガレリア RJ5 であっても高画質にこだわらなければ大半のゲームはプレイできる性能があり価格もかなり手ごろです。しいて言えば安いモデルにはメモリを16GBにできるオプションが無いことぐらいがネックかな。

まあ安い構成ではメモリだけ強化しても意味がないというスタンスなのでしょうし必要であれば自分で足してもいいのでゲーミングパソコン用途のBTOパソコンを購入するという場合には最もおすすめのメーカーのひとつです。

サイト⇒ドスパラ

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