ニューバランスの中でも最新の機能が詰め込まれたスニーカーM990v4を購入しました。
このスニーカーの特徴としては様々なニューバランスの技術が集結しているということですね。今回は実際に履いて見て感じたことを中心にこの靴の魅力を紹介したいと思います。
ニューバランスM990v4とは?
M990は定期的に新しいバージョンが販売される型番でありそのたびに最新のテクノロジーが加わり進化しています。
このように最新技術が組み合わさったハイテクスニーカーはM2040がありますが値段が驚くほど高いのに対してこちらのモデルは他のアメリカ製やイギリス製と値段の差がほとんどありません。
もちろんそれでも高いことには間違いありませんがそれだけの価値があるスニーカーでもあります。
他のモデルとの違いは?
ニューバランスの人気モデルのM1400やM996等は確かに履き心地も素晴らしいのですが昔の作り方をそのまま引き継いでいる部分が多いという点があります。
もちろん細かいところは最新の技術で進化してはいるのでしょうがどうしても昔を継承する為に犠牲になっているところはあると思います。もちろんそこもまた魅力であることには違いが無いのですが履き心地だけを考えるとまだ上を目指す余地があるといえるでしょう。
それに対してM990v4は昔からの伝統的な技術というわけではなく新しい技術を詰め込んで作られたモデルのひとつなので履き心地が非常に優れているのが特徴です。
今回はこのスニーカーの優れた点を紹介していきたいと思います。
M990v4のいいところは?
三か所のメッシュで足が蒸れにくい
他のモデルはつま先に一つなのが多いのに対してこのモデルはメッシュ部分が広く作られて今ます。
それ故に足が蒸れにくいという特徴があります。逆にそれだけ通気性がいいので寒い季節にこのスニーカーを履いて自転車に乗ったときは少し風邪を通しすぎて寒く感じもしました。
とはいっても普通に歩くレベルであれば蒸れずに快適なだけなので歩くという用途ではメリットしかないと思います。
足にしっかりフィットする履き心地
M996やMRL996が包み込まれる履き心地とするならこちらは足に吸い付くような履き心地といえるかもしれません。
このように内側にもしっかりとクッションがせり出しているのでこれがそのような履き心地を生み出すのだと思います。
履いたときはきついとはまた違い足をしっかり固定するようにがっしりと足にフィットする感じを体験できます。これにより歩いているときに足とスニーカーがずれるようなことは起こりませんし歩くとき非常に快適です。
またこれに伴って足幅は少しシビアともいえるので足が細い人以外は革靴よりも一センチ上げる方がいいでしょう。他のニューバランスを履いている人であれば同じサイズで問題ないと思いますがさらに少し細めなので普段ハーフサイズしか上げないという人であれば一センチ上げてみてもいいでしょう。
ニューバランスの他のモデルのサイズ感について詳しくは以下の記事も参考にしてください。
ミッドソールにはアクティバライト搭載のインソール
ニューバランスのアクティバライトという機能を搭載したエンキャップのインソールです。
これにより非常に軽くありながらも汎発性のある軽快な歩き心地を体験することができます。
ニューバランスのテクノロジーについては公式サイトの解説も参照してください。
インソールはアブゾーブ?
インソールも普通のモデルと異なります。M1400等は普通のスポンジ状のインソールなのですがこのモデルのインソールは見た目や触った感じがニューバランスの別売りのインソールRCP150と似ています。
なのでこのモデルを購入する場合はあらかじめインソールを交換する必要はないように思います。
一番の特徴はアウトソールにある
このスニーカーの最大の特徴はアウトソールのこだわりです。
あらかじめ外側が傾いている
大きな特徴のひとつです。
写真のように購入時の時点で外側に行くにつれて踵が薄くなっているのがわかると思います。
普通に靴を履いているとだんだんと削れてくる外側があらかじめ薄くなっておりまたそこに後述するNduranceがつかわれていることでどんどんと外側が削れることを防いでくれます。
またこの傾きにより歩くときに自然に足が前に進むような独特の素晴らしい歩き心地につながります。
周辺にはNduranceが使用されている
底の周辺部にはニューバランスのテクノロジーNduranceが使用されておりすり減りに強い作りになっています。
写真の紺色の部分ですね。削れやすい周辺部をNduranceで覆うことでそこが削れることを防いでくれます。
外観のデザイン
このモデルは特徴的な外見をしています。
メッシュ部分が多いため少しランニングシューズよりの見た目にはなっていますがスエードを使うことにより少し落ち着いた印象になっています。
ソールには厚みがありこれが歩き心地の良さに貢献しているのですがアッパーは意外と薄くなっておりすっきりしたデザインになっています。
またこれを見るとアウトソールが歩くときの動きに合わせてあらかじめ反っていることもわかると思います。
4方向に反射板がついている
サイドはNマーク、つま先部分、後ろ側には上部にと四方向すべてに反射板がついています。これにより夜間にランニングを行うときなどの安全性も向上しています。
ベロには独特のデザインが
このように独特なデザインでmade in usa であることが示されています。とはいっても普通にビニールで作られたデザインなのですがワンポイントでお洒落になっていると思います。
個人的にはドルガバみたいにメタルプレートで作ってくれてもよかったのではと思ったり思わなかったりしますがまあ重くなりますし仕方ないのかもしれませんね。
踵側のサイドには990と書かれている
サイド部分にはモデルの型番の990が書かれています。
ベロのデザインと揃えて銀色で書かれていますがワンポイントでカッコいいと思います。
見えないインソール側にもロゴが
履いているときには見えないインソールにもしっかりとロゴと990と書かれています。
この辺りにニューバランスの990に対しての特別扱いが感じられます。
実際の歩き心地は?
歩いてみた感じでは他のニューバランスのスニーカーにもない独特の歩き心地が感じられます。
ソールの汎発性はもちろんのことながらアウトソールが絶妙なカーブを描いているため普通に歩いているだけでも自然と足が前に進むような構造になっており歩いていて楽しいスニーカーになっています。
ニューバランスは歩き心地のいいスニーカーが沢山ありますがその快適さや楽しさに関してはその中でも最高レベルといえると思います。
正直なところあまり言葉で表現できる感じではないのでいいとしか言えないのですが歩いたり走ったりするのにおすすめなスニーカーを探しているのであれば候補に入れて間違いはないとおもいます。
デメリットは?
デザインが少しスポーツよりなので普段の服装に合わせる難易度が少し高めです。
色やジャケットの形などを考えないとダサくなってしまいがちなので普段から履くつもりなら少し考える必要が有るでしょう。
逆に言えばデメリットはその程度でとにかく歩き心地のいいスニーカーが欲しい場合は本当におすすめのスニーカーといえるでしょう。
この値段で買う価値はあるのか?
いろいろとこのスニーカーの特徴をまとめましたが気になるのは高い値段に見合うのかというところではないでしょうか?
ニューバランスの他の高価なモデルのM996なども値段は高いですがファッションにも合わせやすいので普段使いしやすいですがこのスニーカーは比べると少し合わせにくいです。
ただこのモデルの最大の特徴は其の歩きやすさなので距離を歩く人やランニングで使いたいという場合には本当におすすめできるスニーカーだと思います。ファッションアイテムとして使うのであればM996やM1400等の定番モデルが一番簡単でしょう。
よく歩く人が疲れにくいスニーカーを求めて買うのであれば満足できるスニーカーであることは間違いないと思います。もちろんよく歩く日ように持っておくのもおすすめです。
まとめ
本当に歩き心地がよく普段の道を歩くときはもちろん雪の中を歩いたときにも問題なく歩けました。
歩くときに自然と足が前に進むような感じがするので歩いていても本当に楽しいですし足も疲れにくいので長時間歩くときやランニング、ウォーキングをするときにも最適でしょう。
歩いていて蒸れないというのも非常にうれしいところで長時間歩いたときの不快感もありませんし長く歩くとき用にもって置きたいスニーカーでもあるでしょう。
アメリカ製で技術の塊であることから値段も高めですがM2040ほどではないですしそこまで出せないと感じる人の次の選択肢としてもおすすめです。