ニューバランスの定番モデル996ですが知っている人も多いと思いますが値段が違う二つのモデルがあります。

それがアメリカ製のM996と主にインドネシア製のMRL996ですね。調べてみても製造国の違い以外あまりよくわからないので個人的に気が付いた違いを紹介したいと思います。

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大きな違いは製造国の違い

わかりやすい違いは製造国の違いです。高価なM996はアメリカ製ですこし買いやすい価格になっているMRL996はインドネシア製となっています。

製造国が違うだけで他が同じなのであればわざわざ差額を出す必要はないように思いますが実のところ二つのモデルの違いはいろいろとあります。

ソールの違い

もう一つわかりやすい違いとしてはソールの素材が異なります。

安価なモデルであるMRL996はレブライトというソールが使用されており、M996はCcapとEncapが使用されています。

Ccap Encapの組合せはM1400等他の高価なモデルにもみられる組合せで履き心地には定評があります。

ソールの違いによる細かい見た目の違い

基本的な形は同じ996ということもありほとんど変わりません。またM996のタグにはMADE IN USAの表記がしてあるので所有欲が満たされると思います。

ソールの形が違うことで踵の高さなど細かいところが少し異なっています。他にも踵の形も少し異なる気がします。

踵のニューバランスの文字かロゴかということの違いですがこれはモデルによっても異なるのでM996とMRL996の違いではありません。

他にはつま先のメッシュの部分の形が微妙に異なるような気もしますがモデルによっても異なるかもしれませんので要検証。

他の大きな違いとしてはアウトソールの違いです。一見すると色違いなだけのように見えますがM996の方のアウトソールは黒い部分をよく見るとカーボンラバーヒールと書かれています。これによってMRL996のソールよりもすり減りに強くなっています。

ソール交換サービスが利用できるか否か

M996はニューバランスの公式によってソールを新しいものに有償で交換してもらうことができます。

これによりソールがすり減りきったり加水分解してしまっても新品のソールをつけてもらえることになります。これはM996に限ったサービスではなくアメリカ製やイギリス製の高価なモデルで在れば大体対応しているようです。

ただ当然ながら交換には費用が掛かり8000円程度はするみたいなのでMRL996の場合少し足すだけで新品を購入できることになるので余りこの違いはM996だけのメリットにはならないと思います。

素材の違い

素材の詳細はモデルによっても異なるでしょうし詳しくありませんが革の質にも違いがあるようです。

実際によく観察してみるとどちらも本物のスエードというところは共通していますがMRL996のスエードは薄いのに対してM996のスエードは厚みが有ることがわかります。

このM996がどうかはわかりませんがニューバランスの高価なモデルの素材にはウルヴァリンのピッグスキンスエードなどブランドのレザー素材がつかわれていることが多いです。このように高価なモデルにつかわれている素材はいいものがつかわれているので見た目に現れない違いはあるでしょう。

履き心地の違い

レブライトは軽量な素材なので全体的な重さはMRL996の方が軽くなっています。

実際に歩いた感じですがどちらも歩いたときの包み込まれる履き心地は共通ですがM996の方が安定して疲れにくいような気がします。MRL996のレブライトですがふわふわな感じの歩き心地で歩いて楽しい感じがしますが疲れやすさは劣る気がします。

これらの感想は人によっても異なるでしょうし疲れにくさも個人差はあるかもしれませんがよく歩く人にとってはM996の方がいいような気がします。

結局価格差は払うだけに見合うといえるのか?

上記に上げた違いを求める人にとっては高価なモデルを購入しても後悔するようなことは無いと思います。

ただソール交換サービス等を行うとしてもアッパーの汚れやよれには意味がありませんし丁寧に掃除や防水スプレーなどのケアをして長く履き続けられる人以外には少し割高といえるかもしれません。

逆に気に入った一足を丁寧にケアしながら長く履き続けたい人には理想的なスニーカーともいえるでしょう。

MRL996に関しても安い方とはいえ一万円程度する靴ですし履き心地は非常に優れているので初めて購入するのであればMRL996で十分な気がします。差額でもう一足別のスニーカーを購入してバリエーションを増やすこともできるのでそのあたりはよく考える必要があるでしょう。

M996がいい靴有ることは間違いないですがあくまで好きな人が納得して買うものでニューバランスをよく知らない人がいきなり買うような靴ではないと思います。

僕自身MRL996の履き心地と見た目が気に入ったのでM996も購入しましたが今履いているMRL996がダメになった場合また新しいMRL996も購入する気がします。雨の日などには高いモデルを履くのは少々気が引けるのでそんな時に履くのに便利です。

なのでMRL996を先にかってM996も買ってしまったという場合でも無駄になるようなことはないと思います。

履き心地を求める場合でも正直なところこのデザイン以外であればもっと履き心地のいいモデルも存在するのでそちらを検討するのもありでしょう。

注意しなければいけないことは高い靴を一つ買ってそれだけを大切に履くやり方はスニーカーに優しくないことです。M996が気に入ったからこれだけを毎日履くんだとやってしまうと靴の劣化を早めることになってしまうのでローテーションの靴が無い場合で予算を抑える場合はMRL996等少し安いものを複数買うことをおすすめします。

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