miniITXマザーボードは非常にコンパクトなマザーボードであり小型PCを自作したい人におすすめな大きさです。

これ以上小さくしようと思えばバラバラにパーツを買うのではなくベアボーンキットなどを使用することになってくるので自分で組み合わせていく中では最小クラスのサイズといえます。

誰もが求める小ささですが当然小さいことで失うところもあります。その最たるものが拡張性でありMiniITXのマザーボードはメモリースロットが二つしかついていないものも多いですしケースの大きさの都合で大型のグラフィックボードを使用することもできないなどのデメリットもあります。

基本的にゲーミングパソコンなどハイエンドマシンを作りたい場合はATXをおすすめしますが、MiniITXはライトユーザーや置き場所に困っている人に強くお勧めしたい大きさです。

実際僕自身もこのブログを書くことやインターネットサーフィン、動画鑑賞などに使っているマシンはMiniITXで作っており最低限のパーツで組んでいますが使用している中で不便を感じたことはありませんし大きさもコンパクトでありがたいです。

もう一つの欠点としては組み立ての際の難易度の高さです。一般的にMiniITX向けのケースはよりコンパクトになるように設計されていることが多く作り手が簡単に組めることよりもよりコンパクトにまとめて見た目をよくすることを追及しているものがほとんどです。

それゆえ自作が初めての初心者がいきなり挑戦するのは少し難易度が高めといえるでしょう。組み立て自体は出来ると思いますが初心者のうちは必要なコードのつなぎ忘れなども多いと思うのでそんな時作業のしやすさは意外と大きくなってしまます。

初めてでも組めないことは無いと思いますが少々骨が折れる作業になるかもしれないことは覚悟しておいてください。

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おすすめMini-ITX向けケース

  1. CoolerMaster Mini-ITXキューブ型PCケース Elite 110 Cube

    シンプルな構造なので初めての自作パソコンでいきなりMini-ITXに手をだそうと思う猛者や経験はあるけれど少々不器用な自覚がある人にもおすすめできるケースです。

    少々大きいですが後ろに張り出させることでATX電源も使用することができるケースです。小型ケース向けのSFX電源も存在するのですが需要が少ないからか商品数が少ないのに加えて値段も少し高めになっている傾向があるのでATX電源が使えることは自由に自作パソコンを作るうえで重要な要素になります。

    作りとしてはメッシュ構造になっているためエアフローもある程度快適でしょう。しかしながらメッシュということは外に音が漏れやすいことも意味しているので消音PCが欲しい人であれば少し注意が必要になるかもしれません。

    作りやすい小型ケースを求めている人におすすめのケースです。

  2. RAIJINTEK METISシリーズ キューブ型アルミニウム製Mini-ITXケース

    個人的には一位にするか悩んだほどのおすすめのケースです。外観は美しいヘアライン加工が施されたアルミケースでカラーバリエーションも豊富です。

    この価格にしては外観の作りもしっかりとしているのではないでしょうか?また周りの作りも堅牢で安心感があります。

    またこのつくりのわりにATX電源も使用可能です。

    欠点としては組み立て時の作業の大変さとエアフロー関係ですね。

    作業の面倒さはある程度どのITXケースでも共通していますがうまくばらさないとバラバラになってしまいますし構造上電源からそのまま電源コードを伸ばすのではなく底面から背面まで延長コードのように伸ばしている構造になっているのでそのコードがあることもあり底面を外すのが少々苦労しました。

    コンパクトなパーツのみで組み立てるのならこのようなてまは必要ありませんが大型のCPUクーラーに換装する場合などは注意が必要でしょう。

    エアフローに関しては背面と底面(電源ファン)しかないので少々熱が籠りやすいですかね。この点でも大量の熱を発するハイスペックなパーツを使用する公正には向かないといえるでしょう。

    上記の記事のような構成であれば夏場でも少々熱くなるとはいえ問題になるほどではありません。

    外観が気に入ったなら挑戦してみる価値のあるケースといえるでしょう。

  3. IN WIN Mini-ITXミニタワーPCケース BQ656S

    Mini-ITX用ケースの醍醐味?の薄型ケースです。スリムで縦置きも可能なのでリビングのテレビの横に設置してリビングで使えるPCにすることも可能でしょう。

    特徴としては120Wの電源がデフォルトで付属していることが挙げられます。もともとハイスペックパーツを使用する構成を想定していないようで容量は少なめなので変にパーツを足すことなくシンプルに必要最低限の構成を作るときに向いているといえるでしょう。

    とはいえKabyLakeはグラフィック能力も高いのでグラフィックボードもサブ機レベルでは必要ないと思いますしシンプルに組むので有れあば問題はないでしょう。

    全体的に穴も多く空いているので冷却の意味でも問題ないといえますしシンプルに組み上げるのであれば非常におすすめできるケースといえるでしょう。

    使用したい場合はスリム型のドライブを設置することも可能なようです。

    リビングや書斎の卓上に置くサブPCを求める人にお勧めしたいケースです。

  4. 項目名などが入ります

    上記と同じメーカーの薄型ケースです。

    此方の特徴としては何といってもアルミのフロントパネルのデザインでしょう。シンプルで在りながら美しくカッコいいデザインは見た目にもこだわる人にもおすすめできるデザインに仕上がっています。

    こちらは150W電源なので少し余裕があるように見えますがまあ誤差の範囲ですね。こちらもシンプルな構成でサブ機として設置するのにおすすめなケースといえるでしょう。

    欠点は少々お値段が高いことぐらいですね。

  5. Fractal Design Node 202 Black Mini ITX対応PCケース CS5266 FD-CA-NODE-202-BK

    FractalDesingのスリムケースです。

    シンプルですが必要最低限の機能はきっちりと備えられており小型で見た目もいい堅実なケースですね。

    こちらはATX電源が使えずSFX電源オンリーですので電源を選ぶ際には少し注意が必要です。

    シンプルなので作り方で困ることはないでしょうが他の薄型ケース同様縦にスペースがほとんどないのでCPUクーラーなどの選択肢はないといっていいでしょう。

    シンプルで在りながら安っぽくないデザインを求めている人におすすめです。

  6. SilverStone Milo Series Mini-ITX HTPCケース ブラック

    比較的安価なスリム型ケースですね。

    シンプルながらダサくないのであっさりしたデザインが好みの人におすすめできるケースです。電源はSFX電源を使用する必要があります。

    2.5インチベイしかないのでハードディスクの選択には注意が必要でしょう。

  7. Thermaltake Core V1 Mini-ITX対応キューブPCケース CS4872 CA-1B8-00S1WN-00

    最後は再びキューブ型ケースになります。

    デフォルトで備え付けられているフロントファンに加えて背面にもファンを追加することができる構造になっており冷却能力の強化も可能です。

    ケースそのものが大きめなのでグラフィックボードを積みたい場合にも対応できますし電源もある程度大きなものでも問題ありません。しかしながらいろいろとできながらもそこまでユーザーに寄り添った製品ではないと思われるのである程度知識がる人がいじってみて遊ぶのには最適ですがガチの初心者には少し向いていないかもしれません。

    しかしながら初心者でも小型でファンを多めにつけてがっつり冷やしたいけれどそこまでパーツを詰め込む気がないという人であれば問題なく使用できるでしょう。

  8. Fractal Design Define Nano S – Black ミニタワー型PCケース CS6033 FD-CA-DEF-NANO-S-BK

    キューブ型でも薄型でもない本格的なミニタワー型のPCケースです。

    とはいっても40センチ程度と大型のタワーケースに比べるとはるかに小さくなっており置き場所もさほど困らないでしょう。

    このケースの特徴は多くのファンがありしっかりと冷却もできまたコードをきれいにまとめるための構造があったりと本格的な自作に向いています。

    このケースを使用すれば短いグラフっくボードや大容量のメモリと組み合わせることで小型のゲーミングマシンを作ることも可能です。

    どちらかといえば小型で在りながらハイスペックなマシンを作ってみたいというある程度上級者向けな商品な気がします。

    もちろん低価格のパーツで組んだマシンでも問題なく動くのでデザインが気に入ったなら初心者の人でもどんどん使用してほしいおすすめの商品です。他のITXケースと比べると大きめなので作業もしやすく初めての自作だけどスペースがないからITXで組みたいという人にもおすすめできるケースです。

まとめ

個人的な趣味もありアルミ外装のケースが多くなりましたがどうでしたでしょうか?

基本的にこの大きさのケースに求められるものは小型にすることなのでその反面拡張性や作りやすさが犠牲になっているケースがほとんどなので初心者は少し大変かもしれませんが今季さえあればどれも何とかなるレベルだと思います。

この大きさはスリムタイプかキューブタイプになるのですが設置場所によって決めましょう。

基本的に机の下に置く場合などはキューブ型がおすすめです。内部の空間が広い方が冷却能力が高くなりますし動かしやすく便利でしょう。

卓上に置きたい場合やテレビの横に設置したい場合などはスリム型がおすすめです。基本的にサブPCレベルの位置づけになると思うのでリビングに置いて家族の共有パソコンにしたりテレビでYoutubeを見ることに使うなど用途は様々です。

これらのケースは基本的にハイスペックマシンを作るのには向かないので2台目以降のパソコンを求めている人やライトユーザー向けのシンプルなパソコンを作るときなどに選びましょう。

小型でもお洒落なものはいろいろあるのでインテリアとしても選んでみるのもいいかもしれません。

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